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【エルメス】ガーデンパーティーはクリーニングできる?その方法とは

エルメスのガーディングパーティーは、自宅でクリーニングできるのですか。

そんな疑問にお答えします。

エルメスのガーデンパーティーもそうですが、なんでも長く愛用していれば汚れてきます。

汚れたらできるだけ早く、クリーニングしたいと思うのが人の心情と言うもの。

できれば、自宅で手軽にクリーニングを行いたいものです。

ですが、自宅でクリーニングを行うと縮んだり、色落ちしたりと、ショックな出来事が起きる場合も。

そこで今回は、ご自宅でできるエルメスのガーデンパーティーのクリーニングの仕方を紹介しています。

最後まで読んでいけば、ご自宅でガーデンパーティーのクリーニングができるようになります。

また、ガーデンパーティーに使用されている素材のことがわかるでしょう。

重要なことが書いてありますので、メモを取りながら読み進めて下さい。

 

エルメスのガーデンパーティーの素材は?

エルメスのガーデンパーティーを気軽にクリーニング出来るかどうかは、ガーデンパーティーの素材を知ることから始まります。

あなたが保有しているガーデンパーティーは、どの素材でできているでしょうか。

エルメスのガーデンパーティーの素材について、学んでいきましょう。

トワルアッシュ

 

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トアルアッシュ(Toile-H)とは、エルメス(HERMES)の頭文字と、木綿と麻で作った織物のトアル(Toile)の文字を組み合わせた作った言葉になります。

分かりやすく説明すると、トアルアッシュはコットンキャンバス素材です。

コットンキャンパスとは

コットン(綿)で織り込んで作った、帆布(はんぷ)生地になります。

異なる糸を2種類使って平織しているために、キズや汚れに強いといった特徴です。

さらに、トワルアッシュはエルメスが選んだ素材だけあり、見た目も美しく、エルメスの高級感が感じられます。

しかも、品質は一級品。

このトワルアッシュは使い勝手もよく丈夫な生地のため、ガーデンパーティー以外にもエルメスを代表するバーキンやケリーなどにも使用されています。

トワルオフィシェ

 

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トワルオフィシェは、トワルアッシュと同じくコットンキャンバス素材です。

トワルオフィシェと、トワルアッシュの違いはなんですか。

トワルオフィシェとトワルアッシュの大きな違いは織り方です。

トワルアッシュは異なる2種類の糸を編みこんでいるのに対し、トワルオフィシェは1種類の糸だけを使って織り込まれています。

トワルオフィシェはトワルアッシュに比べ、折り目が小さくきめ細やかな仕上げになるため、艶(つや)の無いマットな質感になるのが特徴です。

なお、トワルオフィシェは主にガーデンパーティーで使用されています。

ネゴンダ

 

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ネゴンダとは型押しをした仔牛の革のことで、ガーデンパーティのレザーラインの中で最もポピュラーな素材です。

ネゴンダは2007年に登場したレザーで、主にガーデンパーティーの底部または、オールレザーのガーデンパーティーに使用されています。

トワルオフィシェのようなキャンバス素材のガーデンパーティーですと、カジュアルな印象になりがちです。

しかし、ネゴンダのガーデンパーティーを選べば、上品でエレガントな女性の印象を与えてくれます。

ネゴンダには、豊富なカラーバリエーションがあるのも特徴の1つ。

赤系、ブルー系をはじめ黄色、オレンジ、そしてサクラと言うネーミングの淡いきれいなピンクのカラーまで取り揃えています。

どのカラーを選ぼうか、迷ってしまいますね。

カントリー

 

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カントリーは、2012年ごろから登場した雌仔牛のレザーのことです。

荒い革の目が特徴で、ゴツゴツした硬い手触りが他の革と一味違った雰囲気にしてくれます。

主にガーデンパーティーに使用されている素材です。

アマゾニア

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アマゾニアはエルメス独自の素材で、キャンパス地にゴム樹脂加工を施した素材になります。

ゴム素材と若い仔牛の革のカーフレザーを組み合わせた、かなり特殊な仕様になっています。

光沢感があり、肌触りはツルツルとした感触。

ツルツルとした肌触りは何とも言えませんが、この素材には難点があります。

それは、時間が経つに連れて傷んでくることです。

つまり、経年劣化をおこし、色が抜けたり、ひび割れを生じたりします。

度合いの良いものは修理できますが、最悪の場合は修理を断られることも。

中古品の多くは状態に難がある場合が多いので、購入する際は細心の注意が必要となります。

ヴォースイフト

出典:Yahoo!ショッピング

ヴォースイフトの「ヴォー」とは雄の仔牛を表しており、吸いつくような手触り、非常に細かい小さな革の目をもち、ほどよい弾力がある柔らかい素材となります。

2006年ごろ誕生し、特殊な機械でなめした革表面の班(革目)は浅く、マットでスムースな質感が特徴的。

定番のキャメルやブラウンも人気色です。

鮮やかなビビットカラーや、絶妙なペールトーンカラーもとても美しく表現され、使いこめば使い込むほど手になじみ、質感の変化を楽しむことができます。

エルメスの代表カラーといえるゴールドとポティロンはもちろんのこと、さわやかで個性的なブルーパラダイスも映えます。

ヴォースイフトはガーデンパーティー以外にも、バーキンやケリーなどにも使用されています。

 

【エルメスのガーデンパーティー】自分でクリーニングできるかも?

長年ガーデンパーティーを愛用していると、汚れてきてしまいます。

多少の汚れはまだ我慢できるけど、変な匂いが漂ってくる場合はもう限界です。

迷わずクリーニングをしましょう。

素材によっては、ご自宅でクリーニング出来ますよ。

素材を確かめる

私たち素人がガーデンパーティーをクリーニング出来る素材は、トアルアッシュやトワルオフィシェのキャンパス素材だけです。

もし、レザーのネゴンダをご自宅でクリーニングしたものなら、縮んでしまったり、最悪の場合カビてしまう事も。

また、カラーも見極めましょう。

インディゴブルーのような濃い色は、色落ちの心配があります。

「折角汚れは落ちたのに、色も落ちてしまった。」とか「色ムラが発生してしまった。」などの問題も発生するかもしれません。

アイボリー、オフホワイト、グレーのような薄い色のガーデンパーティーなら、安心してご自宅でクリーニングが出来ます。

実際にガーデンパーティーをクリーニング

愛用しているガーデンパーティーが、ご自宅でクリーニング出来る条件に当てはまっていたら、実際にクリーニングをしてみましょう。

用意するものは以下の6つ。

コップ

中性洗剤(食器用洗剤)

ナイロンブラシ(使い捨ての歯ブラシでも可)

タオル

アルコール

準備ができたら手順に沿って、クリーニングをしてみましょう。

クリーニングの仕方(汚れが軽いVer)

  1. タオルなどにアルコールを含ませる
  2. アルコールを含んだタオルに、汚れをポンポンと軽く当て汚れをふき取る
  3. それでも落ちない場合は、水を固く絞ったタオルでたたくようにしてふき取る。
  4. 汚れが落ちたら乾いた布で水分をふき取り、日陰で乾かす。

注意

ゴシゴシと力強くこすると表面が毛羽立ったり、色落ちするかもしれません。

ワンポイント

定期的に防水スプレーをかけると、汚れをはじいてくれます。

汚れが軽い場合は、簡単に落とすことができます。

汚れがひどい時は、以下の手順でクリーニングを行いましょう。

クリーニングの仕方(汚れがひどいVer)

  1. コップに1対1の割合で、水と中性洗剤を入れ洗剤液を予(あらかじ)め作っておく
  2. ナイロンブラシに洗浄液をつけ、汚れに軽くこすりつける
  3. 汚れ全体に洗浄液をこすりつけたら、タオルに水を含ませ洗浄液を取っていく
    (洗浄液を取る時は、こするのでは無くポンポンとたたいて洗浄液を取っていきましょう)
  4. 洗浄液が洗い流せたら、乾いたタオルで水気をとる
  5. ドライヤーである程度水分を飛ばす
  6. 陰干しで完全に乾かす

ワンポイント

今回の洗浄液は台所洗剤で作成しましたが、洗濯洗剤でも作れます。

洗濯洗剤の場合は、洗濯洗剤1に対し、水6で薄めて作成してください。

汚れがひどい場合の汚れの落とし方の動画です。

力の入れ方、汚れの落ち方などがよくわかります。

出典:YouTube

 

自分で落とせない汚れは、クリーニングの専門店へ

自分では落とせない汚れは、専門店に頼むしかありません。

クリーニングできる専門店は2種類あり、1つ目を「正規修理」、2つ目を「非正規修理」と呼びます。

正規修理と非正規修理の違いなどを学び、上手に活用しましょう。

正規修理とは、エルメスの直営店?

正規修理とは、エルメスの直営店経由でメーカーのアトリエ(工房)に依頼することです。

日本の旗艦店(きかんてん)であるエルメス銀座店のほか、主要都市のデパートや空港にあるエルメス直営店のブティックで受け付けをしてくれます。

東京、大阪に多いのは予想できますが、名古屋や福岡、横浜、広島にも有ることに驚かされます。

ブティック店頭で修理を申し込むと、店員が状態を確認し修理希望箇所を詳しく聞き取り調査してくれます。

さすが世界のブランド。

エルメスの名に恥じない対応でお迎えしてくれます。

その場で見積もりが出ても、他に修理が必要な点や部品交換がある場合は、追加料金がかかる旨の連絡が後日きます。

修理やクリーニングにかかる日数はモノの状態にもよりますが、概(おおむ)ね約1〜2か月前後でしたが、コロナ禍の影響でさらに長引くことも珍しくありません。

日本で修理などが出来れば良いのですが、パリでのメーカー修理になる場合も。

その場合は、更に期限がさらに延びてしまいます。

修理代金は、修理が終わった品物と引き換えでの支払いですので、安心して修理をお願いできます。

もちろん、修理したものを自宅に届けてもらうことも可能です。

正規修理店のメリット

一番のメリットは、安心を買えるということでしょう。

正規修理店に持ち込めば、腕利きの良い正規の職人が対応してくれるためです。

部品交換も純正品と交換します。

よって、修理に出してもクリーニングに出しても、購入時と変わらないオリジナルのままキレイになって返ってきます。

色落ちやはげなどの修理も、オリジナルの色そのままの仕上がりです。

長く愛用してくたびれたガーデンパーティーが新品に近い状態で返ってくるのは、とてもうれしいこと。

これでまた、長く愛用することが出来ますね。

正規修理店のデメリット

正規修理店のデメリットは、やはり費用が高額になることでしょう。

新品同様になって返ってくるのですから、仕方がないと言えば仕方がないことですが。

正規修理店は、「確実に直せます。」とか、「新品同様にきれいになります。」とは言いません。

これは、トラブルを避けるためです。

まれなケースですが、あまりにもガーデンパーティーの状態がひどい場合は、修理、クリーニングを断るケースもあります。

製造年数が古い製品は、部品の在庫がないので、これも断ることも。

もし、在庫があり新品同様になって返ってきても、特別費用を加算される可能性もあります。

私たちは愛着のあるガーデンパーティーを、長く使用し続けたいものです。

しかし、エルメス側にしてみれば「十分長く愛用してくださり有難うございました」。

「次は新しいガーデンパーティーを愛用してください。」という、メッセージを発しているのかもしれませんね。

正規修理店に出すときの注意点

店頭でガーデンパーティーを受け取ってもらっても、技術者がいるアトリエに回ってから修理不可と判断され返却される場合があります。

返却される場合は以下の通り

状態が悪く修復不可能と判断された場合

正規品ではなくコピー品と判断された場合

正規修理店以外で修理、クリーニングの形跡がある場合

自分好みの色に染めたなど、カスタマイズしたもの

正規修理店に出す前に、必ず確認して出すようにしましょう。

一般修理店とは何?

一般の修理店とは、「レザーリペア」「皮革製品修理店」「時計修理店」「靴お直し」などの業種のお店のことです。

よくホームセンターなどで見かけるお店ですね。

個人が経営しているところもあれば、全国的に展開するフランチャイズのチェーン店もあります。

これらのお店ならエルメスだろうが、グッチであろうがブランドに問わず、修理してくれます。

全般的に正規修理店より費用がリーズナブルで、修理などにかかる時間が短くて済みます。

一言で言えば身近の万屋(よろずや)さんですね。

一般修理店のメリット

実際に修理を担当する職人とFace to Faceの対応ということでしょう。

お互いの顔を見てしゃべれるという事は、大きなアドバンテージです。

予算や仕上がりの希望イメージを伝え、プロのアドバイスを聞きながら修理の方向性を決められます。

ちょっとした汚れなら、サービスで落としてくれることも。

また、エルメスのアトリエでは断られるような古い製品や、傷みの目立つ製品でも対応してもらえる可能性が高いです。

色落ちしたバッグや財布などを、まったく別の色に染めなおすこともできます。

パーツなどを自分の好みのものに変え、自分オリジナルのガーデンパーティーにすることも可能です。

これこそが、職人さんの腕の見せ所だからです。

もちろん、なるべく改変せずオリジナルに近づける修理もできます。

完成までの期間も短く、費用が安上がりな点も嬉しいポイントです。

一般修理店のデメリット

正規修理店ではないので、純正パーツを取り寄せられない場合があります。

少しのスレや傷はきれいに直すことが出来ても、壊れたパーツの場合は部品の交換となります。

よく壊れる部品なら一般修理店でも在庫があり新品同様に直せますが、同じパーツが入手できない場合は、まったく元通りにはならないかもしれません。

重要なパーツでどうしても純正に交換したい場合は、多少費用がかかってもエルメスのアトリエに修理を依頼しましょう。

一般修理店に出すときの注意点

正規修理店以外で修理やクリーニングをした形跡を残してしまうので、正規修理店のアトリエで修理してもらえない可能性があることを念頭に置いといて下さい。

例えば、バッグの内袋のファスナーが壊れたとしましょう。

外からは見えない部分だったため、近くの一般修理店に交換を依頼しました。

もちろん、一般修理店も仕事ですからキレイに直してくれます。

その後なにか理由があって、正規修理店に修理を依頼したとしても断られてしまいます。

カスタム品と見なされ、正規品と認定してもらえないためです。

余談になりますが、エルメスの公式サイトでは、レザーバッグやレザー小物のお手入れ方法に関して、市販のメンテナンス用品を使わないことを推奨しています。

修理でなく通常のお手入れに対しても、メーカーの職人による定期的なメンテナンスをすすめているので、かなり徹底しています。

高級ブランドの品質を守るには、致し方がない事ですね。

 

【エルメス】ガーデンパーティーはクリーニングできる?その方法とは:まとめ

まとめとしまして

  • エルメスのガーデンパーティーの素材は?
  • 【エルメスのガーデンパーティー】自分でクリーニングできるかも?
  • 自分で落とせない汚れは、クリーニングの専門店へ

をご紹介してきました。

長く愛用しているガーデンパーティーは、どうしても汚れてきます。

多少の汚れは素材によって、自宅でクリーニングができることがわかりました。

自宅で落とせない汚れや素材の場合は、エルメスの正規修理店にクリーニングを依頼してみましょう。

ガーデンパーティーと刻んだ思い出はそのままで、汚れだけきれいに落ちて返ってきますよ。

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