このような疑問にお答えします。
まず先に結論をお伝えします。
ランクルに限らず、車のリセールにはボディーカラーは超重要となっています。
その中でも、ランクルプラドのようなリセールが高い車においては特に重要です。
主な理由として、海外輸出が盛んな車種ということが挙げられます。
実は輸出に有利なカラーやオプションがあるのです。
中身は同じであったとしても、見た目の違いはリセールに大きな差を与えます。
この記事は、ランクルプラドについて以下のことが分かる内容となってます。
- リセールに有利な色
- 人気のオプション
- 売却の目安
令和5年6月現在、新車では購入できませんが、中古車を購入する方などにとっては有益な情報になります。
また、売却を検討中の方にも有益な情報をお届けします。
目次
ランクルプラドのリセールが高いワケ
ランクルプラドといえば、高リセールでも有名です。
「ランクル リセール」で検索すると、ランクル200やランクル300ではなく、必ずと言っていいほどランクルプラドの情報が手に入ります。
ランクルプラドのリセールの高さは、誰もが周知の事実と化している証拠かもしれませんね。
ですが実際、「なぜ高リセールなのか」まで理解している人は少ないかもしれません。
ここでは簡単に、ランクルプラドのリセール価値が高いワケを説明します。
SUVは世界中で人気
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SUVは国内でも人気がありますが、海外では特に人気が集まる車種です。
特に、発展途上国での人気は絶大で、輸出台数はトップクラスとなっています。
SUVが人気である理由の一つに、頑丈さや悪路走行に長けた性能があります。
日本では舗装路が普通ですが、発展途上国では舗装路が当たり前ではない地域も多くあります。
悪路が多く、車は修理して乗り続けるのが一般的ということもあり、壊れにくい車は人気があります。
このような特徴もあり、高リセールを期待するならば「SUVを選べばほぼ間違いない」と言えるほどに、リセール価値は高くなっています。
トヨタ車は海外でも人気
「世界のトヨタ」と称されるのは何も名ばかりではありません。
その人気は国内だけに留まらず、海外市場でも大いに評価されています。
未発表のモデルも多数存在し、トヨタの影響力は全世界に拡がっていると言えるでしょう。
その成功の源は、どこにも負けない高い技術力にあります。
この技術力が生み出す堅牢な車は、故障が少ないという評判を確立しています。
その知名度と結びついた信頼性は、トヨタブランドを不動のものにしており、リセールの高さにもつながっているのです。
海外の富裕層に人気
トヨタは世界各地で人気を博していますが、すべての地域で簡単にその製品を手に入れられるワケではありません。
パキスタンのように新車に対する高額な関税が設定されていたり、新車輸入に規制をかけている国も存在します。
そうした状況下で、高品質な日本車を求める人々の選択肢は中古車へと向かいます。
中古車になることで、一般的に以下の対応をとられる国が多いです。
- 関税がかからなくなる
- 関税が著しく安くなる
- 輸出規制がなくなる
ランクルプラドは、海外でも高級車として注目されています。
国の事情でランクルプラドを新車購入できなかった海外の富裕層からの注目が、ランクルプラドの中古車に集まっているのです。
このようにランクルプラドは、SUVであること、さらにトヨタブランドであることが相まって、高リセールを裏付けているのです。
ランクルの輸出仕様車とはなにか
ランクルには俗に「輸出仕様車」と呼ばれるものが存在します。
もちろん、ディーラーなどで「輸出仕様車にしてください」といってもしてもらえるわけではありません(笑)
あくまでも、海外で人気の車体色や、オプションのことを総じて「輸出仕様車」と呼んでいるだけです。
人気があるということは当然ながらリセールに影響を与えます。
リセールを考えるならガソリン車一択
ランクルプラドには、ガソリン車とディーゼル車があります。
リセールを意識するのであれば、絶対にガソリン車をおすすめします。
理由はシンプルで、人気があるのはガソリン車だからです。
「ディーゼル車の方が燃費がいいのになぜ?」と思われた方もいるかもしれませんね。
確かにトヨタのクリーンディーゼルは燃費性能が高く、ガソリン車に引けを取らない馬力など高評価を得ています。
燃費が気になる方や環境面に配慮したい方にとっては、選択の余地もあるでしょう。
ですが、主なランクルの輸出国においては、ディーゼル車をしっかりとメンテナンスできる人が多くはありません。
それに対して、ガソリン車であれば世界中に多くのメンテナンスを行える整備士がいます。
海外においては、車は修理しながら乗り続けるものであるため、メンテナンスのしやすさは重要な要素の一つとなるのです。
7人乗りがオススメ
ランクルには、5人乗りと7人乗りが設定されていますが、人気が高いのは7人乗りです。
7人乗りはサードシートを倒せば、荷台を広く持つことも可能であり、5人以上乗せる場合にも活躍できます。
つまり、「絶対5人以下でしか乗らない方」以外に、5人乗りを選ぶメリットは薄いといえます。
セカンドシートに3人が座ると、いくら大きなランクルと言えども人によっては窮屈感を感じかねません。
広々と乗車できるという点においても、7人乗りが人気なのは納得がいくものではないでしょうか。
ランクル300においては、エントリーモデルとディーゼル車のみ5人乗りとなっています。
モデルの大半が7人乗りという面からも、サードシートの需要の高さを感じられますね。
輸出仕様定番はホワイトパール&ベージュ
ランクルプラドの車体色には、”ホワイトパールクリスタルシャイン”という、名前を見るからにゴージャスなカラーがあります。
そのゴージャスな名のカラーが輸出仕様の定番色となっています。
ちなみにこちらのカラーは有料オプションであり税込み33,000円です。
現在ではランクルプラドは新車購入できないため、自分で選ぶことはほぼ不可能です。
しかし、中古車などで選べる機会があるのなら必ず選びたいカラーですね。
ちなみに”ホワイトパールクリスタルシャイン”は、標準カラーのスーパーホワイトとは一線を画す、高級感が漂うカッコイイ白色となっています。
黄色みがかった白で、圧倒的に高級感の違いが感じられるカラーとなっています。
また、内装色もリセールに影響があります。
海外ではもっぱら、ベージュが人気です。
国内では黒が主流のイメージがありますが、海外ではベージュが主流です。
国ごとに異なる好みが存在することは間違いありません。しかし、それだけが理由ではないかもしれません。
特に考慮すべきは、商品が多く輸出される中東の気候です。ランクルプラドの人気の地域は、非常に暑いと知られています。
内外色に白っぽい色を採用することで、熱をためにくい工夫をしていることも考えられます。
このように仮定すると、ホワイトパールとベージュの組み合わせは理にかなっているように感じますね。
サンルーフは必須
日本ではかなり廃れてしまった印象のあるサンルーフですが、輸出仕様には必須となっています。
事実確認はできておりませんが、サンルーフが付いていない場合は輸出対象にならないという話も聞いたことがあります。
また、海外ではサンルーフがあると高級車という認識があるとも言います。
その真偽はさておき、実際サンルーフの人気は日本とは比べ物にならないということだけは確かです。
購入時にしか取り付けられず、11万円程のオプションで大変高額ですが、輸出を意識するのであれば海外の趣向は抑えるべきでしょう。
日本同様、ランクルプラドは海外でも高級車です。
特に海外においては富裕層が乗る車であることを考慮すると、高級車とみなされるかどうかのポイントにもなり得るサンルーフは必須と言えるでしょう。
ランクルが高く売れる期間は限られている
ランクルプラドの再販価格は、ある特定の期間に限られて高く、その主な要因は各国の関税制度にあります。
この車はマレーシアやパキスタンなどの国々で非常に高い人気を持っており、富裕層から強い需要があります。
しかし、これらの国では新車の登録から5年経過するまでが関税の軽減期間となっており、それがランクルプラドの高い再販価格を支えています。
5年が目安
ランクルプラドが5年を経過すると、その再販価格は必ずしもゼロになるわけではありません。
しかし、関税の軽減が終了するため価格は急落します。
最も高い再販価格を維持できるのは、3年から5年経過した期間であり、これは海外市場における人気を如実に示しています。
一方、1〜2年落ちのランクルプラドは国内市場で活発に取引されており、こちらも高い再販価格が期待できます。
しかし、5年経過後は国内市場が主となり、日本では一般的に10年または10万kmが車の寿命とされることから、再販価格はその後さらに下落する傾向にあります。
以上のように、ランクルプラドの再販価格はそのタイミングによって大きく変動し、主な買い手もタイミングによって変わるという特性があります。
これらを理解することが、車の価値を最大限に引き出すための鍵となります。
ランクルプラドのフルモデルチェンジは近い
リセールに影響を与える要素の一つに、フルモデルチェンジがあります。
その影響はマイナス方向、つまりリセールが下がるほうに影響を及ぼします。
ランクルプラドには、そのフルモデルチェンジの情報が挙がってきているのです
フルモデルチェンジとリセールの関係
フルモデルチェンジとリセールの関係はそれ程難しいものではありません。
フルモデルチェンジが行われるということは、ニューモデルが発表されると言い換えてもいいでしょう。
当然新しいものが発表されれば、需要は新しいものに傾きます。
それはつまり、リセール価値の低下を意味するため、一般的にフルモデルチェンジ後はリセール価値が下がると言われています。
売却する側からすれば、価値が急落するため危機的な状況となります。
とはいえ、少しでも安く中古でランクルプラドを買いたいという人にとっては良いニュースとなり得るでしょう。
高値で取引されていた車が、手の出しやすい価格帯になるのですから当然ですね。
フルモデルチェンジは年内!?
上述の通りランクルプラドを売りたい人も買いたい人も、気になるのはフルモデルチェンジのタイミングでしょう。
残念ながら、執筆段階である令和5年6月時点ではトヨタ側から公式な発表はありません。
しかし、各メディアによるとフルモデルチェンジは年内に行われるという情報が多数あります。
正確な時期に関しては各メディアでばらつきがありますが、早くて8月と断言しているところも見られています。
よほどの自信がある、裏の取れた情報かもしれませんが、そのソースは明らかにしていません。
反対に、現行モデルの生産が追いついていないこともあり、2024年の夏ごろまで発表はお預けとなるという情報もあります。
現行モデルの納車は現在も遅れているとの情報も多数あります。
そのため、年内の8月に発表の可能性は低いと私も思っておりますが、それを知るのはトヨタのみであることだけは確かです。
あいまいな情報しかお届けできていませんが、一つだけ断言できることがあります。
ランクルプラドを売却予定なら、なるべく急ぐのがベストです。
正確な情報が出たときには時すでに遅し。ランクルプラドのリセール価値は急落する可能性があります。
売り時を見余らないように注意しましょう。
ランクルのニューモデルを買うなら
新型のランクルプラドの情報があると、どのようなものか分からなくても気になる方は多いと思います。
過去のランクル系統から考えても、新型がリセール価値的に不利になることは考えられません。
乗りつぶすつもりで購入する方以外では、リセールを意識した購入は将来の財産になる可能性があります。
輸出仕様車を意識するとお得
ランクルプラドの新型が登場すると、世界中で中古車として出回ってくるのを首を長くして待たれる方が多く現れるでしょう。
そう仮定するならば、海外で人気の仕様に合わせてオプションを設定することで高リセールが期待できます。
ここからは、先述の輸出仕様車のおさらいですが、以下を意識すると良いでしょう。
- ガソリン車
- サードシート有り
- 車体色はホワイト
- 内装色はベージュ
- サンルーフは必須
なお、車体色はオプションカラーの高級感のあるホワイトパールが良いでしょう。
もちろん、まだ詳しい情報が出ていないので必ずしもあるとは限りません。
ですが、現行のランクル300においてもホワイトパールは顕在であったため同様のカラー展開が成されると思います。
ランクルの転売目的はNG
購入前から輸出仕様のことを考えると、まるで転売を勧めているようですが、そのようなことはありません。
数年後に乗り換えるときに、少しでも高い価値が残っていればお得。ただそれだけの話です。
転売目的でなくとも、輸出を意識することは高いリセールを目指せるため、メリットはおおきくなります。
トヨタ側もランクルが高額で取引されていることや、海外への流出を意識している節があります。
というのも、ランクル300は2021年に発表されたばかりですが、注文にあたっては2つのルールが設けられました。
- 転売しないという契約書が必要
- 1年間は所有権はディーラーにおく
必ずしもこの形式が取られたわけではないようですが、実際現金一括で購入しても所有権は1年間ディーラーにあるという特殊な状況が設けられたようです。
ランクル300は性能の高いSUV車である故、軍事で使用される可能性も否定しきれないという性質があります。
このような、好ましくない使用を避けるためにもルールが設けられているようです。
今後新型のランクルプラドが発売後も、同様の処置をされる可能性は大いにあり得ます。
あくまでも乗用することを目的にしたうえで購入を検討しましょう。そのうえで、リセールを意識したオプションにすることで賢い買い物ができますよ。
【ランクル】リセールが高い色やオプションを紹介!輸出がポイント:まとめ
ランクルプラドは現在のところ、高リセールの車種となっています。
本記事ではホワイトパールが人気だとお伝えしましたが、その他に黒系統も根強い人気があります。
高リセールを狙うなら、白か黒がオススメと言えるでしょう。
どちらも海外で人気がありますが、やはり白系統のホワイトパールが人気が高いです。
今後ランクル系統の車を購入するのならホワイトパールを選べば、高リセールはほぼ間違いないでしょう。
最後に、ランクルプラドの高リセール状況も残り短いかもしれません。
繰り返しにはなりますが、売却を検討中であるならば売り時を見逃さないようにしましょう。
可能な限り早い売却がおすすめですよ。