そんな疑問にお答えします。
私は普通のファミリーカーに乗っていますが、車検のたびに高い費用に悩まされています。
高級な車に乗っている人の車検費用は、どうなのでしょう。
例えば、メルセデス・ベンツのg350ブルーテック。
g350ブルーテックはgクラスの最初のモデルで、高性能なディーゼルエンジンを搭載している車です。
g350ブルーテック車検費用を調べてわかったのですが、ファミリーカーとg350ブルーテックでは、車検項目は同じなのに「費用には天と地ほどの差がある」のです。
車検費用に差が出る理由とは、一体何が要因なのでしょうか。
そこで今回はその疑問を解決すべく、g350ブルーテックの車検費用について詳しく解説していきます。
この記事を読んでわかること
g350ブルーテックとは、どの様なクルマか
車検の項目と費用
g350ブルーテックの車検費用
お金のことがかかれているので、身構えてしまうかもしれません。
でも、身構えなくても大丈夫ですよ。
たくさん数字はでてきますが、難しい計算式や専門用語はでてきません。
気分をリラックスして、読んでみてください。
目次
そもそもg350ブルーテックとは、どの様なクルマ?
車検の費用のことを知る前に、g350ブルーテックのことを知らなければいけません。
なぜなら、車検の費用は車種によって大きく変わるからです。
早速、g350ブルーテックについて学んでいきましょう。
g350ブルーテックとは、クリーンディーゼルエンジンを搭載したモデル
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gクラスは、1979年のデビュー以来、その独特のスタイルと頑丈さを維持しつつ、最新の技術を取り入れて進化し続ける伝説的なSUVです。
34年の歴史の中で、四輪駆動車の最高峰として、多くのファンから絶大な支持を得ています。
日本では23年ぶりにディーゼルモデルが登場しました。
その名は「g350ブルーテック」。
g350ブルーテックには、3.0リッターV型6気筒BlueTECエンジンが搭載されています。
高圧コモンレールや可変ターボなどの先端技術を駆使しながら、211PSの出力と540Nmのトルクを発揮出来るようになりました。
これにより、重量級のオフローダーにも十分なパワーと効率性を提供します。
さらに、3.0リッターV型6気筒BlueTECエンジンは、「BlueTEC」システムも備えています。
BlueTECシステムは、尿素水溶液「AdBlue(アドブルー)®」を排気ガスに噴射することで、窒素酸化物(NOx)を大幅に低減する装置。
BlueTECは、日本の厳しいディーゼル排出ガス規制にも対応しており、環境にも優しい性能を誇ります。
つまりg350ブルーテックは、gクラスの伝統と革新を見事に融合した一台なのです。
g350dとの違いは3つ
g350ブルーテックとg350dは、メルセデス・ベンツの高級SUVであるgクラスのディーゼルモデル。
g350ブルーテックは2015年まで販売されていた旧型で、g350dは2016年から販売されている新型です。
両者の違いは、
エンジン性能
外観デザイン
内装装備
です。
エンジン性能
まず、エンジン性能についてですが、g350ブルーテックとg350dは共にV63.0Lのターボディーゼルエンジンを搭載しています。
ですが、出力とトルクが異なるのです。
g350ブルーテックのエンジンは、最高出力211馬力、最大トルク54.1kgmを発揮。
一方g350dのエンジンは、最高出力245馬力、最大トルク60.4kgmに向上しています。
これは、新型エンジンにおける燃焼効率や排気ガス浄化システムの改善による結果です。
また、g350dにはアイドリングストップ機能が追加されており、燃費効率も向上しました。
外観デザイン
次に外観デザインについてですが、g350ブルーテックとg350dは、フロントバンパーとオーバーフェンダーの形状が異なります。
g350ブルーテックのフロントバンパーは薄くてシンプルなデザインで、フォグランプが装着されています。
一方、g350dのフロントバンパーは厚くて立体的なデザインで、グリルメッシュが大きく目立ちます。
また、オーバーフェンダーも違います。
g350ブルーテックのオーバーフェンダーは張り出しておらず、ナローフェンダーと呼ばれるタイプで、g350dのオーバーフェンダーは少し広めの張り出したタイプになっています。
内装装備
最後に、内装装備についてですが、g350ブルーテックとg350dはカーナビのサイズが異なります。
g350ブルーテックのカーナビは7インチでしたが、g350dでは8インチにサイズアップされています。
カーナビのインチアップにより、画面表示や操作性が向上しました。
g350ブルーテックとg350dの違いを解説した動画です。
この動画を見て、g350ブルーテックとg350dの違いを再確認しましょう。
出典:YouTube
「意外に知らない」車検の内容
「車検が来たからディーラーで車検を通そう」という方が、ほとんどではないでしょうか。
では、なぜ車検を行わなければいけないのでしょう。
その疑問を解決するために、車検の内容を詳しく学んでいきましょう。
車検の内容を理解できれば、より安心して車に乗れますよ。
車検は、なぜ行うの?
車検とは、自動車が公道を走るために必要な法定点検のことです。
国が定めた保安基準に適合しているかを確認することで、安全性や環境性能を確保します。
普通乗用車や軽自動車は、初回は購入から3年目に、その後2年ごとに車検を受けることを義務つけられていて車検を受けないと、罰金や免許停止などの制裁をうけてしまいます。
車検は昭和27年から始まりました。
その後も自動車の技術革新や社会の変化に合わせて、何度も改正されています。
昭和58年には、自家用乗用車の初回車検有効期間が2年から3年に延長されました。
当時の自動車の品質向上と国民負担の軽減を、反映しているからです。
平成7年には、自動車の保守管理責任が使用者にあることが明確化されました。
自動車の点検整備の重要性と義務感を高めているからです。
現在も国は、自動車の安全性や環境性能を高めるために新たな規制や義務化を行っています。
2020年4月から新型車にオートライト(暗くなると自動的にライトが点灯する装置)を装着することが義務化されました。
2022年5月から新型車にバックカメラなどの後退時車両直後確認装置(後方の障害物や歩行者などを確認できる装置)を装着することも義務化に。
年々車検に関する規制は、厳しくなっています。
ですが見方を変えれば、自動車の安全性や環境性能を向上させるだけでなく、自動車の快適性や魅力も高めると考えられませんか。
車検は、自動車の最新の技術やトレンドを知ることができる機会でもあります。
車検を受ける際には、自分の車の状態や改善点だけでなく、新しい機能やサービスにも目を向けてみても良いかもしれませんね。
車検と整備の違いは?
車検と法定24か月点検の違いはご存じでしょうか。
多くの方が同じ時期に行うことから、「車検=法廷24カ月点検」と混同してしまうことがありますが、実は両者は異なるものです。
車検とは、国が定めた基準に沿って車が安全かどうかをチェックする制度。
一方、法定24ヵ月点検とは、車の状態を定期的に確認し、事故や故障を防ぐために行われる点検・整備のことです。
車検に合格するだけでは、車が常に正常に動くとは限りません。
そのため、法定点検と整備をセットで行うことが、車の安全性や性能を保つ上で重要なのです。
自分で運輸支局に持ち込んで車検だけを受ける方法もありますが、お勧めできません。
なぜなら、法定点検・整備を自分でやらなければいけないからです。
安全面や手間を考えると、専門業者に依頼して費用を払う方が賢明でしょう。
8つもある車検時に確認する点検項目
車検の際に確認する項目は、次の8つ。
同一性の確認
外回り検査
サイドスリップ検査
ブレーキ検査
スピードメーター検査
ヘッドライト検査
排出ガス検査
下回り検査
です。
順番に解説していきますね。
同一性の確認
同一性の確認とは、持ち込まれた車が自動車検査証(車検証)に登録されたものと同じであることをチェックする工程です。
このとき、エンジンが違法に改造されていないかも確認します。
具体的には、エンジンルームにある番号と車検証に書かれた車台番号が一致しているかどうかを、検査官はボンネットを開けて目で確かめます。
外回り検査
外回り検査とは、車の灯火類やホイールナット、ワイパーやクラクションなどが正しく動いているかどうかを見る工程です。
最初に検査官が車の前に立って、ライト類を見ます。
検査官の指示にしたがって、ポジション球やロービーム、ハイビームなどを切り替え、左右のウィンカーも忘れずに確認。
次に検査官が車の後ろに移動して、同じようにライト類を見ます。
ブレーキランプやバックランプ、ウィンカーやハザードなどを点けて確認。
その後、検査官が工具でホイールナットをたたいて、緩んでいないかを見ます。
ワイパーやウォッシャー液も作動させてチェックし、最後に検査官が運転席に座ってクラクションマークやコーションラベル、発煙筒の期限を見て外回り検査は終わります。
サイドスリップ検査
サイドスリップ検査とは、車の走行方向とハンドルの向きが一致しているかどうかを確認する検査です。
ハンドルをまっすぐに保ったまま、1mの距離を走行し、左右のずれを測定します。
車の改造や衝突などによってサイドスリップ、つまり、まっすぐ進まない可能性があるのです。
運転者はそのずれに慣れてしまうかもしれませんが、サイドスリップは車の安全性や燃費にも影響します。
サイドスリップ検査は、車の正常な走行性能を維持するために重要な検査なのです。
ブレーキ検査
ブレーキ検査とは、ブレーキとサイドブレーキの制動力を測定する検査です。
車のタイヤをローラーに乗せて、電光掲示板の指示に従って、ブレーキやサイドブレーキを操作します。
このとき、ブレーキやサイドブレーキを強く踏み込む必要があります。
なぜかというと、制動力が十分に発揮されているかどうかを確認するためです。
ブレーキパッドは、車の安全性に直結する重要な部品。
車検で合格しても、ブレーキパッドが摩耗していると感じたら、早めに交換することをおすすめします。
スピードメーター検査
スピードメーター検査は、車の実際の速度とスピードメーターの表示値とのずれをチェックする検査です。
検査では、車を40km/hに加速させて、検査場の計測器とスピードメーターの表示値を見比べます。
スピードメーターは、タイヤの状態や空気圧などによって誤差が出やすいもの。
そのため、検査では10km/hまでの誤差は許容されます。
ヘッドライト検査
ヘッドライト検査は、ヘッドライトの明るさと方向を測定する検査です。
ヘッドライトは、夜間や悪天候時に視界を確保するために重要な部品。
ヘッドライトが暗かったり、上下左右にずれていたりすると、運転者や歩行者の安全に影響します。
ヘッドライト検査の方法は、次の通りです。
- 車をローラーに乗せて停止。
- 電光掲示板の指示に従って、ハイビームでヘッドライトを点灯。
- ヘッドライトテスターが、ヘッドライトの明るさと方向を測定。
ヘッドライトの明るさは、1000ルクス以上、ヘッドライトの方向は、上下左右に10度以内であれば合格です。
排出ガス検査
排出ガス検査は、車の排気ガスの中にある危険な物質の量を調べる検査です。
排気ガスには、CO(一酸化炭素)やHC(炭化水素)という毒ガスが入っています。
これらの毒ガスは、人の健康や地球の環境に悪い影響を与えるだけでなく、エンジンの動きや燃費にも悪い影響を与えています。
排出ガス検査のやり方は、
- 車を止めずにアイドリングします。
- 電光掲示板の指示にしたがって、プローブという管のようなものをマフラーに入れます。
- 排気ガステスターが、排気ガスの中のCOやHCの量を測ります。
となります。
COの量は0.5%以下、HCの量は300ppm以下で合格になります。
ppmとは
parts per millionの略で、100万分の1を表す単位です。
濃度や割合を示すときによく使われます。
例えば、東京の水道水に含まれる塩素の濃度は約0.4ppmです。
これは、1リットルの水に0.4ミリグラムの塩素が含まれているということを示しています。
下回り検査
最後の検査が、下回りの検査です。
下回り検査とは、車の下部にある各部品の状態や機能を確認する検査。
下回り検査では、検査官が車の下から、オイル漏れやボルトの緩み、ドライブシャフトブーツの劣化などを目視でチェックします。
また、運転者は、ブレーキやギアなどを操作して、各部が正常に動作しているかを検査官に見せます。
下回り検査の方法は、以下の通りです。
- 車をリフトに乗せて、車体を上げます。
- 検査官が車の下から、オイル漏れやボルトの緩み、ドライブシャフトブーツの劣化などを目視で確認します。
- 運転者は、電光掲示板の指示に従って、ブレーキやギアなどを操作します。
- 検査官が、各部の動作状況を確認します。
オイル漏れに関しては、目視で確認するため、微量な漏れや隠れた部分の漏れは見逃される可能性があります。
車検で合格しても、オイル漏れがあると感じたら、早めに修理することをおすすめします。
g350ブルーテックの車検費用は、約26万円!
車検の項目は、しっかり理解できましたね。
次は、車検にかかる費用の詳細を見ていきましょう。
g350ブルーテックの車検費用は、いくらになるでしょうか。
g350ブルーテックのライバル車種、レクサスLXと比べながら見ていきましょう。
自賠責保険料
自賠責保険とは、交通事故で他人に損害を与えたときに、その賠償を保証する法律で決められた保険です。
車検のときには、自賠責保険に加入することが必要です。
自賠責保険料は、国が決めた法律によって決まります。
毎年1月に、金融庁が「自動車損害賠償責任保険審議会」という会議を開いて、保険料を見直すかどうかを話し合って決めているのです。
保険料は、「ノーロス・ノープロフィット」という原則で計算され、保険会社が利益や損失を出さないように、適切なコストを反映した保険料を設定しています。
自賠責保険料は、車種や用途によってリスクが違うので、それぞれ違う金額になっています。
HONDAのN-Boxとトヨタのアルファードを例に挙げてみましょう。
N-Boxの自賠責は21,140円ですが、アルファードの自賠責は20,010円です。
N-Boxの方の自賠責が高い理由は、それだけN-Boxの方が事故にあいやすいからです。
これは、2022年の販売台数からもわかります。
N-Boxは202,197台に対し、アルファードは49,886台。
簡単に計算すると、アルファードよりN-Boxの方が4倍近く多く走っているので、事故に合う可能性が高いということです。
自賠責保険の金額
g350dブルーテック:25,830円
レクサスLX:12,915円
重量税
重量税とは、自動車の重量や車種、経過年数などによって課せられる国税のことです。
自動車を使用するためには、車検の際に必ず納めなければなりません。
重量税の金額は、以下の3つの要素によって決まります。
車両重量と車種
年数
エコカー減税
車両重量と車種
車が重いほど、税額も高くなります。
詳しくは下の図を参照してください。
車種 | 車両重量 | 2年自家用 | 3年自家用 |
乗用車 | 0.5t以下 | 8,200円 | 12,300円 |
乗用車 | ~1t | 16,400円 | 24,600円 |
乗用車 | ~1.5t | 24,600円 | 36,900円 |
乗用車 | ~2t | 32,800円 | 49,200円 |
乗用車 | ~2.5t | 41,000円 | 61,500円 |
乗用車 | ~3t | 49,200円 | 73,800円 |
軽自動車・二輪 | - | 6,600円 | - |
特殊用途自動車(自家用) | - | 8,200円 | - |
特殊用途自動車(事業用) | - | 4,100円 | - |
バス・トラック(8t超) | - | 車両総重量×1,000円×2年分(最高98万4千円) | 車両総重量×1,000円×3年分(最高147万6千円) |
出典:国土交通省
g350ブルーテックは2,510㎏、レクサスLX2,600㎏ですので乗用車の~3tに適用されます。
年数
自動車重量税の税額は、新車登録時からの経過年数によっても変わります。
13年以上経過した場合は、通常の税額の1.25倍になります。
18年以上経過した場合は、通常の税額の1.5倍になります。
乗用車で総排気量が1500cc以下の車で、シュミレーションしてみましょう。
通常の税額は、34,500円です。
しかし、13年以上経過した場合は、34,500円×1.25=43,125円になります。
18年以上経過した場合は、34,500円×1.5=51,750円になります。
エコカー減税
環境性能に優れたエコカーには、減税措置があります。
エコカーとは、排出ガス性能や燃費性能が高い自動車のことです。
エコカーは、地球温暖化や大気汚染などの環境問題を改善するために重要な役割を果たします。
エコカー減税は、エコカーの普及を促進するために政府が行っています。
減税措置の内容は、エコカーの種類や性能によって異なりますので、国土交通省のホームページで確認してみて下さい。
g350dブルーテックとレクサスLXは、同じクラスのSUVですが、レクサスLXの方がわずかに重いため、重量税も高くなります。
g350dブルーテックやレクサスLXは、エコカー減税の対象外です。
重量税の金額
g350dブルーテック:24,600円
レクサスLX:24,600円
注意:この金額もあくまで目安であり、実際に支払う金額は車検時に決定されます。
自動車税
自動車を持っている人は、地方税として自動車税を払わなければなりません。
自動車税の金額は、自動車の種類や排気量などによって違います。
自動車税は、毎年4月から翌年3月までの期間分を、5月の終わりまでに支払います。
自動車税を集めるのは、自動車を持っている人が住んでいる都道府県です。
もし、自動車税を滞納すると、延滞金のペナルティが発生します。
延滞金の割合は毎年変わりますが、2023年度分の自動車税については、納付期限の翌日から1ヶ月以内は1.4%加算され、1ヶ月を経過した日以降の期間は8.7%加算されます。
参考までに下記に乗用車の自動車税の早見表を載せときます。
総排気量 | 通常の税額(エコカー減税適用前) |
1000cc以下 | 29,500円 |
1000cc超1500cc以下 | 34,500円 |
1500cc超2000cc以下 | 39,500円 |
2000cc超2500cc以下 | 45,000円 |
2500cc超3000cc以下 | 51,000円 |
3000cc超3500cc以下 | 58,000円 |
3500cc超4000cc以下 | 66,500円 |
4000cc超4500cc以下 | 76,500円 |
4500cc超6000cc以下 | 88,000円 |
6000cc超 | 111,000円 |
出典:自動車税.info
自動車税の金額
g350dブルーテック:51,000円
レクサスLX:87,000円
印紙代
印紙代とは、車検に必要な書類に貼る、国に支払う手数料のことです。
この印紙代は、車検の方法によって異なります。
指定工場で車検を受ける場合は1,100円ですが、民間の車検業者や自分で車検を行う場合は、1,700円〜1,800円になります。
国土交通省が信頼できる工場と認めた「指定工場証明書」を書類に添付することで、車検の手続きを簡略化できるため、金額に差が生じるのです。
印紙代
g350dブルーテック:1,100円
レクサスLX:1,100円
車検基本料金
車検基本料金とは、車検を業者に任せるときに支払う費用です。
この費用には、点検費用、整備費用、事務手数料の3つが含まれます。
点検費用
車検の前に行う法定点検のための費用です。
法定点検とは、2年に1回必要な車の安全や環境に関する点検です。
整備費用
法定点検で問題があったり、部品の交換が必要だったりする場合にかかる費用です。
部品代と工賃で決まります。
事務手数料
車検の手続きや代行をする業者の人件費や技術料などの費用です。
業者によって自由に決められるため、高い場合も安い場合もあります。
車検基本料金は、業者や車種によって違いますが、だいたいこんな感じです。
g350ブルーテック:10万円~15万円くらい
レクサスLX:6万円~10万円くらい
車検基本料金の金額
g350dブルーテック:150,00円
レクサスLX:100,000円
合計してみると
車検にかかる費用を合計してみると、以下の通りになります。
g350dブルーテック | レクサスLX | |
自賠責保険 | 25,830円 | 12,915円 |
重量税 | 30,000円 | 24,600円 |
自動車税 | 51,000円 | 87,000円 |
印紙代 | 1,100円 | 1,100円 |
車検基本料金 | 150,000円 | 100,000円 |
合計 | 257,930円 | 225,615円 |
部品が壊れていると、部品代や設備費用が別途必要になります。
そのため、車検費用はさらに高くなります。
「見比べる」他のgクラスの車検費用
g350ブルーテックと他のgクラスの車検費用を比較してみました。
g350ブルーテックの方が高いのでしょうか?
それとも安いのでしょうか?
確認していきましょう。
g400d
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g400dが搭載するエンジンは、3.0リットルの直列6気筒ターボディーゼルエンジンです。
このエンジンは、最高出力330ps、最大トルク71.2kg-mという驚異的な数値を実現しました。
同じエンジンが使われているg350dと比べると、最高出力は44ps(15%)、最大トルクは10.2kg-m(17%)も増強されています。
また、最大トルクは1200rpmから3200rpmまでの広い回転域で発生し、低速から高速までスムーズで力強い加速が可能になりました。
直列6気筒ターボディーゼルエンジンには、メルセデス・ベンツ独自の先進技術が多く採用されています。
その中でも特筆すべきものが、「ステップド・ボウル燃焼プロセス」です。
これは、ピストンの形状を工夫して燃料の燃焼効率を高める技術。
ピストンの頭部には、「ステップ」と呼ばれる段差が設けられており、燃料噴射時に空気と混合される量が最適化されます。
これにより、燃焼温度が低下し、窒素酸化物(NOx)などの有害物質の排出量が減少しました。
また、「マルチチャンネル排気ガス再循環システム」や「バリアブル・バルブ・リフト・コントロール」などの技術も組み合わされており、燃費や排出ガスの改善に寄与しています。
SPEC
ボディーサイズ:全長×全幅×全高 | 4,660cm×1,930㎝×1,975㎜ |
重量 | 2,528㎏ |
駆動方式 | 4WD |
エンジン | 直6DOCH24バルブディーゼルターボ |
排気量 | 2,924㏄ |
燃費(WLTCモード) | 9.7km/L |
g350ブルーテックとの違いは、エンジンの性能のみ。
ということは、車検費用はg350ブルーテックと同じになります。
g400d車検費用
自賠責保険 | 25,830円 |
重量税 | 30,000円 |
自動車税 | 51,000円 |
印紙代 | 1,100円 |
車検基本料金 | 150,000円 |
合計 | 257,930円 |
g500
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g500は、gクラスの中で唯一のガソリン車です。
外見は、前モデルとほとんど変わりませんが、内装や装備は大きく進化しました。
ダッシュボードやショルダーラインが低くなり、オフロード走行時に前方が見やすくなりました。
室内空間も広がり、乗り心地がより快適に。
車体にアルミハイブリッド構造を採用したことにより、約170kgの軽量化を実現。
その結果、加速力や操縦性が向上しました。
G500は左ハンドルのみですが、「G manufaktur(Gマヌファクトゥーア)プログラム」でカスタマイズできます。
上位グレードだけの特別なボディカラーもあり、 レッド系の派手なカラーは、目を引く存在感を演出します。
SPEC
ボディーサイズ:全長×全幅×全高 | 4,660cm×1,930㎝×1,975㎜ |
重量 | 2,450㎏ |
駆動方式 | フルタイム4WD |
エンジン | 4リッターDOHCV8ツインターボエンジン |
排気量 | 3,982㏄ |
燃費(WLTCモード) | 7.4km/L |
g500は、g350ブルーテックよりも約170kg軽くなったため、重量税が少し安くなりました。
しかし、エコカー減税の対象にはならなかったので、重量税の割引は受けられません。
排気量も増えてしまったので、車検費用はg350ブルーテックより上がってしまいました。
g500の車検費用
自賠責保険 | 20,020円 |
重量税 | 20,500円 |
自動車税 | 66,500円 |
印紙代 | 1,100円 |
車検基本料金 | 150,000円 |
合計 | 258,120円 |
AMG G65
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AMG G65は、メルセデス・ベンツの最上級SUVであるGクラスの中でも、最もパワフルでラグジュアリーなモデル。
この車の魅力は、何と言っても6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジンでしょう。
このエンジンは、圧倒的な出力とトルクを誇り、0-100km/h加速は5.3秒、最高速度は230km/h(リミッター作動)という驚異的な性能を実現しました。
このエンジンは、メルセデス・ベンツの高級車であるSクラスやSLクラスにも搭載されているもの。
ですが、AMG G65では、オフロード走行にも対応するために専用にチューニングされています。
AMG G65はエンジンだけでなく、外観や内装にも高級感と個性を演出する要素が満載です。
外観では、専用のフロントバンパーやグリル、サイドステップ、エキゾーストシステムなどが目を引きます。
20インチのアルミホイールや、メタリックカラーのボディも印象的です。
内装では、本革シートやウッドパネル、ナビゲーションシステムなどが標準装備され、オプションでカーボンファイバーやバイカラーのインテリアトリムなども選べます。
SPEC
ボディーサイズ:全長×全幅×全高 | 4,575mm×1,860mm×1,950mm |
重量 | 2,590kg |
駆動方式 | フルタイム4WD |
エンジン | V12ツインターボエンジン |
排気量 | 5,980㏄ |
燃費(WLTCモード) | 5.9km/L |
AMG G65もエコカー減税の対象車ではありません。
排気量が大きい分、車検費用もg350ブルーテックより上がってしまいました。
AMG G65車検費用
自賠責保険 | 20,020円 |
重量税 | 24,600円 |
自動車税 | 88,000円 |
印紙代 | 1,100円 |
車検基本料金 | 150,000円 |
合計 | 28,3720円 |
【想像以上の価格!】g350ブルーテックの車検費用を徹底解剖:まとめ
まとめとしまして、
- そもそもg350ブルーテックとは、どの様なクルマ?
- 「意外に知らない」車検の内容
- g350ブルーテックの車検費用は、約26万円!
- 「見比べる」他のgクラスの車検費用
を、紹介してきました。
g350ブルーテックの車検費用は、約26万円かかるとわかりました。
高級車やgクラスの車検費用は、一般的な車よりも高くなりますが、それは安全性や性能を保つために必要な投資です。
安易に金額の安いところに車検を出すことは、自分や他人の命を危険にさらす恐れがあります。
国土交通省指定工場などで信頼できる車検を受けることで、高級車やgクラスの魅力を長く楽しんでください。