そんな疑問にお答えします。
メルセデス・ベンツは、その高級感と信頼性で知られている自動車ブランドですよね。
そして、自動車の購入時に重要なポイントが「残価率(※)」ということはご存知ですか?
(※)残価率とは
新車を購入し使用した後に、その車がどれだけの価値を保持しているかを表す数値を"残価率"として表現されます。
計算式は以下の通りです。
<残価率の計算式>
残価率=買取価格/新車価格(%)
リセールバリュー(再販価値)を最大化するために、
- 車の選び方
- 管理方法が大切
ということは、昨今の自動車購入の基本と言われています。
特にベンツのような高級車を購入する場合、残価率やリセールバリューが重要視されます。
そこで今回は、ベンツの残価率ランキングをご紹介します。
また、車の残価率をどうすれば高く保てるかのコツについても解説。
この記事でわかること
- ベンツ・モデル別の残価率
- ベンツの残価率は高いのかどうか
- 残価率に影響を与える要因
- 残価率を高く保つためのコツ
今回の内容を読めば、将来に車を手放すとき「こんなはずじゃなかった」と後悔せずに済みます。
これからベンツの購入を検討している方は必見の内容です。
ぜひ最後までチェックしてくださいね。
目次
【ベンツ】モデル別の残価率ランキング
高級車のイメージが強いベンツ。
実はベンツの中でも、モデルによって残価率には大きな差があるんです。
ここでは、最新のモデル別に残価率のランキングを紹介します。
1.ベンツ Gクラス
出典引用:メルセデスベンツ
ベンツの中でも残価率トップを誇るのが「Gクラス」。
リセールバリューを意識して車を選ぶなら、ゲレンデ一択と言っても過言ではありません。
特にその独自のデザインとオフロード性能から高い人気を誇り、中古市場でも非常に高値で取引されています。
例えば、新車の現行モデルは納車まで2年待ちは当たり前で、なかなか手に入りません。
そのため、現行モデルは買ったそばから200万のプレミアがつくというから驚き。
新車価格を上回るリセールバリュー100%超えのグレードも数多くあります。
2.ベンツEクラス
出典引用:メルセデスベンツ
高級セダンの「Eクラス」。
上質な乗り心地とバランスの良いパフォーマンスで、ビジネスパーソンに人気です。
新車から3年後のEクラスの残価率は、おおよそ50〜60%程度。
プレミアム車両としての安定した人気により、比較的高い残価率を保つ傾向があります。
3.ベンツCクラス
出典引用:メルセデスベンツ
ベンツのエントリーモデルとして人気の「Cクラス」。
コンパクトさとプレミアム感のバランスが評価され、中古市場でも安定した価格をキープしています。
セダン・ワゴンタイプは、3年落ちで約43%、5年落ちで約35%の残価率が見られます。
クーペ・カブリオレタイプの残価率は高めで、3年落ちで約55%、5年落ちで約26%が目安です。
4.ベンツSクラス
出典引用:メルセデスベンツ
ラグジュアリーセダンとしての確かな地位を誇る「Sクラス」。
Sクラスは高級セダンの中でも非常に人気のあるモデルで、リセールバリューも一定の高さを保ちますが、
- 維持費の高い
- 新技術の早期陳腐化
- SUVの人気の高まり
から、他のベンツのモデルに比べると残価率の低下スピードは早い傾向にあります。
Sクラスの残価率は3年後で約40〜50%、5年後で約30〜40%とされるのが一般的。
初期の価格が高いためにリセール時の価格もある程度下がりやすくなってしまいます。
ただし、AMG仕様やマイバッハなど特別なグレードや装備が豊富なモデルは、通常のSクラスよりも残価率が高くなる傾向があります。
5.メルセデス・ベンツ CLAクラス
出典引用:メルセデスベンツ
スタイリッシュなデザインと比較的手の届きやすい価格で人気の「CLAクラス」。
特に若年層や都市部での利用に人気があります。
CLAクラスの残価率は、3年後で約50〜55%、5年後で約40%前後とされることが多いです。
新車・中古車問わず一定の人気があるため、残価率は良好な傾向にあります。
ベンツの残価率は高め?
一般的に輸入車のリセールバリューは低い傾向にあります。
コンパクトモデルは全般的に残価は低めに設定されており、30%台~50%にという残価率です。
人気車種「MINI」の残価率は高い方ですが、50%を超える程度。
それに比べて、ベンツは輸入車の中でもリセールバリューも高くなっている車種の代表と言えます。
「残価率」(各車の公式ページにある新車時の価格と3年後の残存価格から算出)を見ると、ベンツはほとんどのモデルが50%超え!
中には60%台70%台というモデルまでもあるので驚きです。
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残価率に影響を与える要因
ここまで、ベンツの残価率の特徴についてみてきましたが、もちろんそれぞれの車体によってリセールバリューは異なります。
では、残価率・リセールバリューはどのような要素に影響を受けるのでしょうか。
主な要因は以下の5つです。
車種・モデルの人気度 | 人気のある車種は需要が高いため、中古市場でも高い価格が維持されやすい。 |
年式 | 新しいモデルほど残価率は高いが、一定期間が経過すると下落率が大きくなる傾向がある。 |
走行距離 | 走行距離が少ない車は、より高く評価されやすい。
特に、高級車であるベンツでは、走行距離が重要な要素となる。 |
メンテナンス履歴 | 定期的に整備された車は、リセールバリューが高くなる。
特にメーカー推奨の点検・メンテナンスを行うことが大切。 |
オプション装備 | 人気のオプションやカラーは、価値を高める要素になる。 |
ベンツの残価率を高く保つための4つのコツ
ここからはベンツの残価率を高く保つための4つのコツを解説していきます。
残価率を保つために、意識したいコツは以下のとおり。
残価率を高く保つコツ
- 定期的なメンテナンス
- 走行距離を控える
- 保管環境に注意
- カスタムを控える
一つずつ詳しくみていきましょう。
1.定期的なメンテナンス
まずこれは基本中の基本ですが、定期的なメンテナンスは価値を保つために重要です。
特に、メーカー認定のサービスセンターでの点検や修理を行うことで、信頼性が高まり、中古市場でも評価されます。
メンテナンス履歴をしっかりと記録し、購入希望者に提供することで信頼性が高まります。
知り合いのディーラーから、輸入車のリセールバリューは「メンテナンス履歴」が影響すると教えてもらいました。
それ以来、私もメンテナンスは欠かさず行うようにしていますよ。
2.走行距離を控える
走行距離は車の価値に影響するポイントの一つ。
短期間に多くの距離を走行すると、車の価値が大きく下がってしまいます。
例えば、通勤やレジャーではできるだけ走行距離を抑えることが、残価率を維持するポイントです。
3.保管環境に注意
車の保管環境にも気を配りましょう。
ガレージに保管し、天候や環境から車を保護することも、価値を保つためには有効です。
紫外線や雨風による劣化を防ぐためにも、適切な保管環境を整えましょう。
4.カスタムを控える
せっかく車に乗るなら、自分好みに仕上げたいもの。
ただし、派手なカスタムや変更は、一般的にリセールバリューを下げる要因となります。
特に、車の標準仕様から大きく逸脱したカスタムは、好まれないことが多いため、避けた方がいいでしょう。
【買う前にチェック】リセール最強モデルは?ベンツ残価率ランキング:まとめ
- ベンツのモデルによって残価率に差がある
- 人気のモデルほど需要が高く、価値が保たれやすい傾向にある
- ベンツは輸入車の中でもリセールバリューも高くなっている車種の代表
- 残価率に影響を与える要因「車種・モデルの人気度」「年式」「走行距離」「メンテナンス履歴」「オプション装備」
- 残価率を高く保つコツは「定期的なメンテナンス」「走行距離を控える」「保管環境に注意」「カスタムを控える」
ベンツの残価率は、モデルやメンテナンスの状況によって大きく左右されます。
人気のあるモデルを選び、定期的なメンテナンスと適切な使い方を心がけることで、リセールバリューを最大化することが可能です。
売却タイミングや手法にも注意を払い、できるだけ高い価値で売却できるように計画しましょう。