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10年落ちのレクサスの買取価格は高いのか?損をしない手放し方

レクサスって10年落ちしても売れるのかな?

そんな疑問にお答えします。

10年10kmが廃車の目安と言われている自動車業界ですが、「高級車なら売れるかな」と気になっていることでしょう。

結論を先にお伝えします。

10年落ちでも売ることは可能です。

ただし、中古でも人気のある車種とそうではない車種では価格が変わってきます。

とはいえ、なんの対策もなしだとまだ価値が残っていても廃車に回されてしまうかもしれません。

この記事では

  • 10年落ちのレクサスの価値
  • 自動車売却の基礎
  • 損のない愛車の手放し方

以上について理解できる内容となっています。

それでは、愛車との損のない別れ方をご紹介します。

 

10年後のレクサスの価値

10年後のレクサスの価値は、残価率20%~30%といったところです。

通常の車なら状態によっては廃車を薦められることも多くなる10年落ちでも、まずまずな残価率です。

急に"残価率"とか言われてもわかんない。読むのやめよ

そう思った方はお待ちください。

今から簡単に説明させていただきます。

馴染みのない残価率っていったい?

残価率を平たく言葉で定義させて貰えば、『車の価値がどれだけ残っているか』というのをパーセンテージで表した物です。

まさに文字通りですね。

計算も簡単です。

新車で購入の場合

買取価格÷新車価格×100(%)

中古車で購入の場合

買取価格÷販売価格×100(%)

例を挙げるのであれば、新車価格300万の車が3年後150万円で買取されるのが相場だとすると、

150÷300×100となり、残価率50%となります。

つまり、新車販売価格600万円のレクサスの10年後の残価率が20%だとすると、600万円に20%をかけて、120万円での買取り相場となるわけです。

ここまでが残価率の考え方です。

とはいえ、残価率は一つの目安。

車の状態や、カラーなど同じ車でも買取価格は変動します。

セダンの残価率は低い

レクサスLSなどの高級セダンは買った瞬間から価値が急落するほどに、残価率が低いのが特徴です。

レクサスのSUV車、LXの残価率と比べると一目瞭然です。

LXは3年落ちなら、80%以上の残価率を有しているにも関わらず、LSでは50%を切るほど下落します。

高級車といえば大きなセダン、そんなイメージがあるのではないでしょうか?

車好きなら一度は高級セダンに憧れたこともあるでしょう。

その中でもレクサスLSは目を引くかっこよさなのですが、これほどまでに価値が下がります。

あれほどかっこよくて高級感あるのになんで売ったら安いの?

そう思われるのも無理はありません。

簡単に事実をお伝えするならば、残念ながら中古車では需要が低いからです。

高級セダンに乗る方は基本的には裕福な方が多いのは想像がつくことでしょう。

裕福な方はわざわざ中古車を選ぶことは少ないのが現状。

さらに車としての実用性においても、荷台スペースが狭いなどSUVなどと比べ劣るところがあります。

その結果、中古車としての価値は落ちてしまう訳です。

しかし、10年後では面白いことに20%近い残価率があるんです。

例えば、2012年式のLS460Fスポーツの場合、新車時980万円で販売されていました。

仮に20%の残価率で考えると、196万円で買取される可能性があります。

通常10年落ちは10%の残価率。最悪廃車も考えられますが、さすがはレクサスといったところでしょうか。

残価率が高いのはSUV

レクサスRXなどのSUVは海外需要が非常に高いです。

そのため、数年落ちでも残価率が非常に高く残ることがあります。

デザイン性、実用性、機動性に加え、海外に輸入の際には日本車としての信頼性もあることが理由に挙げられます。

3年落ちで80~90%の残価率で、7年落ちでも50%以上の残価率があります。

10年後でも20%~30%程度の残価率がありますが、たった3年で半分程度の残価率に下がります。

理由は2つあります。

  • SUVは海外人気が高い
  • 輸入制限をかけている国が多い

SUVはセダンと比べ、圧倒的に海外人気が高い特徴があります。

そのため、高い残価率があるのです。

ちなみに、海外では車は15年、20年と乗るのが普通と言われています。

しかし、3年、5年、7年などと、国ごとで輸入車に制限をかけているところも多いのです。

7年落ち以上は価値が大幅に落ちてしまう理由は輸出先が減るためです。

ちなみに、2012年車(11年落ち)のRX450h  Fスポーツの場合、新車価格は674万円ほど。

残価率が30%だとすると約202万円ほどの買取が期待できます。

国内の中古車販売からもおおよその買取価格がわかる

実際にどのくらいの金額で買い取られているかは、中古販売価格を見るとイメージが付きやすくなります。

一般的に中古車には人件費などの維持費を除いて、10~20%の利益が出るように販売されているそうです。

販売店などによって差があるため、まったく正確な数値ではありませんが、中古車の原価は販売価格の70~80%と考えられます。

例として、実際の中古車を基に計算してみましょう。

2012年(11年落ち)のレクサスRX450hが中古販売価格238万円。

そのうちの70%~80%が原価とすると、原価は約167万円~190万円がとなります。

仮に、お客から買い取った車を、そのまま利益を付けて再販したとすると、167~190万円がそのまま買取価格ということになります。

ちなみに、2012年車のRX450は新車販売価格584万円です。

残価率を求めると、28%~33%で買取されたと考えられます。

実際には、何社か経由した可能性もあるため、買取価格はもっと低い可能性が高いです。

しかし一つの目安にはなるのではないでしょうか?

海外ではガソリン車が売れる

レクサスにはガソリン車の他にも、電気自動車などの環境に配慮された車も多数あります。

中古車の海外輸出の観点からみると、残価率が高いのはガソリン車となっています。

え?エコカーなのになんで!?

そう思われた方もいるのではないでしょうか。

中古車の輸出はさまざまなところで行なわれていますが、大半が発展途上国

つまり、修理しながら乗り続けるという海外の常識が、最先端技術の前では障害になってしまうのです。

仮に電気自動車で何か問題があったとして、それを直す技術や、交換可能な部品も手に入らないことになります。

結果として、ガソリン車の人気につながっています。

 

知らないと損する?車の売却の基礎知識

10年落ちとなると、大抵の車には大きな価値がつくことはなくなるのはお伝えした通りです。

レクサスにおいては車種により新車時の20~30%ほどの買取価格を期待できます。

10年経ってもなかなかの買取価格ではありますが、「少しでも高く買い取ってほしい」という方は多いことでしょう。

そんな方には基礎知識が必要不可欠。

基礎を知って、損する可能性をグンと下げましょう。

意外と知らない?下取りと買取の違い

下取りと買取の違いって何かしっかりわかる方は飛ばして読んでもらって構いません。

ただ、違いを知らないで読み進めた場合に混乱を招くかもしれないので念のために説明します。

下取りと買取はそもそも売買する環境が異なります。

下取りはディーラーです。買取は買取専門業者

下取りの場合、車をディーラーに買い取ってもらいます。

そして、得られた金額を新車の購入等に回します。

そのため車の購入時の負担を抑えることが可能です。

車の売却と納車のタイミングも自分であわせる必要がないので、業者との密なコミュニケーションも不要。

ここまでが下取りの大きなメリットです。

しかし、下取りの金額面に目を向けると買取業者に比べ安く見積もられやすい特徴があります。

私の車の買い替えの話を例にすると、15万円程度の差額が出ました。

私の別の事例では下取りに出した際に廃車を勧められたこともあります。

当時は買取業者でも同じだろうと決め込んで廃車に回しましたが、中古車をのぞくとまだまだ10〜50万で売られているモデル。

数万〜10万円以上は手にできたかもしれないと思うと、もったいないことをしたなと思う限りです。

買取業者のメリットはというと、圧倒的に価格が付きやすいことが挙げられます。

そのワケはというと、独自に販売経路をもうけているからです。

高く買い取って売れなければ意味がありません。

海外などにも販売経路を持つことによって、買取から売却までのビジョンができていることが、高額買取の理由となっています。

デメリットは、車の買い替えの場合、納車日と売却日をすり合わせるために打ち合わせが必要になることです。

手間といえば手間ですが、手に入る10数万円とどちらがお得か?

私なら10数万円の方を取りますね。

走行距離の目安は10万㎞

日本では10年10万㎞が廃車の目安です。

では、なぜ10万㎞なのか。

タイミングベルトという部分の交換目安となっているからです。

タイミングベルトとは、エンジンの規則的な回転運動に必要な部品にタイミングをあわせるために重要な部品です。

ゴム製の部品ですが、10万㎞程度で交換が推奨されています。

壊れてしまうと、エンジンが停止してしまい走行することができなくなります。

交換には5万程度といわれており、なかなか高額

さらに、様々な部品も交換時期となることが多く、実際には5万円では済まないメンテナンス費用がかかることになります。

日本では高額なメンテナンス費用をかけてまで中古車を希望する方は少ないため、廃車という選択肢が生まれる要因となっています。

ちなみに、1年あたりの目安の走行距離は1万㎞です。

10万㎞というのは目安として10年。

そのため10年でも廃車の目安になっています。

走行距離が低ければ良いというわけではない

走行距離が行き過ぎると、廃車になることも多いというのは上の通りです。

そうすると、「走行距離は低ければ低いほどいいんだ」と思われる方もいるかもしれません。

結論を先にいうと、年式に対して走行が低すぎるのもよくありません。

「車は走らせた方がいい」そんなことを聞いたことはありませんか?

それはエンジンやバッテリーの劣化につながってしまうからです。

エンジンがかからなければエンジンオイルという潤滑油が落ちてしまいます。

結果として、金属部品同士が直接こすれてしまうため、劣化につながるのです。

また、バッテリーにおいてはエンジンがかからなければ充電されず、自然放電をしてしまうためだんだんと弱っていきます。

つまり、年式と比べて極端に走行が少ないと上記のようなトラブルになるため、場合によっては査定に響くこともあります。

売るならフルモデルチェンジの前がオススメ

自動車には2つのモデルチェンジがあります。

  1. 見た目の変化はほとんどないマイナーチェンジ
  2. 見た目も大きく変わるフルモデルチェンジ

フルモデルチェンジは車種によってもタイミングに大きな差があり、レクサスRXにおいてはR4年11月に7年ぶりのフルモデルチェンジが行われています。

見た目も変わり、3列目シートが無くなるなど大きな変化がありました。

このフルモデルチェンジが行われる前に車を売却する方が、価格が下がりにくいといわれています。

よほどお気に入りのモデルではない限り、たいていの人はこのように考えます。

新しいモデルにのりたい!!

当然ですよね(笑)

そうなると必然的に古いモデルの価値は下がっていくのです。

逆に言えば、フルモデルチェンジ後は旧モデルが安く中古で買えることになります。

状態がいいことは買取価格アップに必須

事故や修理歴がなく、こまめなメンテナンスがされ、なおかつきれいな車であればあるほど車の価値は高まります。

買取をしてもらえるのは、再販可能だからです。

状態が良いほうが当然売れやすいので、買取価格もアップすることができます。

例えば10年落ちの車が2台あり、メンテナンスがしっかりされているものと、ボロボロのものがあったとしましょう。

メンテナンスがされている方は買取価格が付いたとしても、ボロボロの方は廃車になる可能性が高まります。

つまり定期的なメンテナンスは将来的な価値を高めてくれるともいえるでしょう。

 

レクサスを損なく手放す方法

少しでも高く10年落ちのレクサスを手放したいのなら、下取りはやめましょう。

どうしても、買取業者に比べ価格は下がりやすいです。

本当に手放す気があるのなら、絶対に一括見積してもらいましょう。

電話が鳴りやまないというデメリットを聞いたことがあると思いますが、それにおいてはその通りです(笑)

私の実体験も含めてより良い車の手放し方を紹介していきたいと思います。

買取業者への一括見積のメリット・デメリット

私は車を売るかどうか悩んでいるときに一括見積したことがあります。

10社程度から一日に50件以上の電話、留守電の嵐、メールでの接触といった執拗なアプローチを受けました(笑)

タイミングが悪く仕事でことごとく出られないことも、このような事態になった要因であることは確かです。

しかし、正直迷惑に感じる連絡量ではありました。スマホを見るのが怖くなります。

このように、一度使えば怖いくらいの連絡が来ます。

ですが、本気で売る気ならこのアプローチの多さはメリットとなります。

なぜなら確実にたくさんの買取業者から査定してもらえるからです。

たくさんの業者に見積もりをしてもらうメリットは大きく分けて2つです。

  1. 愛車の買取相場が分かる
  2. 業者間で価格競争がおこりやすい

相場を知るということは、売買において必須です。

相場を知らずに売買することは、目隠しした状態でジャンケンをするようなものです。

つまり、相手は不正し放題になります。

どう考えてもイーブンな勝負ではないですね。

この例は決して、すべての買取業者が正当な取引をしないという話ではないので誤解しないでくださいね。

とはいえ、業者も少しでも安く買い取れた方が得なのは確かです。

愛車にもっと価格が付くかもしれない、そんな機会を棒に振ってしまってはもったいないですね。

業者間での価格競争の理由も簡単です。

私たち売る側が、愛車を売るとき高く買い取ってくれるところと、そうではないところどちらを選ぶか考えれば答えは出ます。

多くの方が高く買ってくれるところを選びますよね。

つまり、買取業者は買い取りたいので、できる限り高い価格を提示してきます。

私自身も車の買い替え時に、ディーラーと買取業者の2つで見積もりを出してもらったことがあります。

その際は最初の査定よりも15万程度高くなりました。

その時たまたまディーラー側も中古車に力を入れようとしているタイミングだったということもあり、査定額を釣り上げることができました。

しかし、本来なら価格が高くなりやすい買取業者間で競ってもらう方が効果は高いでしょう。

買取してもらえないときの対処法

10年落ち以上のレクサスで、状態も非常に悪かったとしたら、買取業者でも買取を断られてしまうことがあります。

業者としても、売れる見込みのない車を手に入れると鉄の塊を買い取るのと同じになってしまうため、残念ですが中古車としての買取はあきらめるほかありません。

そんな時でも最後の砦として期待したいのが廃車買取です。

『廃車=ゴミ』こういった認識の方は多いのではないでしょうか。

私自身も当初はその発想でした。

なので、ディーラーで廃車を勧められた時、「私の愛車に価値がないのか」と悲しくなったものです。

価値がないと思い込み、車の価値を探すこともやめてしまいました。

ですが、実際には廃車でも価値が出ることがあります。

一見価値のない車でも、まだまだ活躍できる部品があることも多いのです。

特に海外へ輸出されることの多い車種では、交換部品としての価値が生まれます。

修理しながら乗り続けるという海外ニーズにもピッタリのため、最低でも0円以上で買い取ることを謳っている業者もあります。

0円に価値がないと思われた方もいるかもしれませんが、車の解体にはお金がかかります。

廃車として手放してお金もかかるとマイナスになりますが、0円なら当然支出はありません。

結果としてあなたの資産を守ることになります。

また、実際に0円ということは少なく、廃車の際には税金の還付が受けることができます。

自分で還付手続きは面倒でも、業者がほとんどしてくれるので手間もありませんよ。

愛車を手放すなら早めが大切!

愛車を手放すことを考えている、もう乗らない、そんな時は一刻も早く売却のための行動をしましょう。

自動車は持っているだけで基本的には税金がかかります。

走れる状態かどうかというのは関係なく、抹消登録されていない車を所持しているだけで税金が課せられるのです。

また、自動車税や自賠責保険には還付制度がありますが、当然遅くなればなるほど還付金が減ります。

パーツ売りを行うにしても、状態が悪すぎると価値が下がり、最悪の場合買取をお断りされてしまいます。

まとめると、

  • 税金がかかる
  • 還付金が減る
  • 車の価値が下がる

以上の理由で車を手放す際には早い行動が大切になるのです。

 

10年落ちのレクサスの買取価格は高いのか?損をしない手放し方:まとめ

10年落ちのレクサスの残価率は20%~30%程度となっています。

とはいえ、状態によってはさらに下回ったり、最悪廃車になるケースもあります。

少しでも高く買い取ってもらいたいなら、一括見積を利用するのがベストです。

稀ではありますが、どうしても買取価格が付かないときには廃車買取も検討しましょう。

上の方では取り上げていませんが、自動車は新車登録から13年以降税金も多く課せられます。

詳しい話はこちらの記事で触れていますので興味のある方はご覧ください。

繰り返しになりますが、車を手放すつもりなら早めの行動にしましょう。

手放すまでに時間がかかると、

  • 再販価値の面
  • 税金面
  • 税金の還付金の面

以上3つの点において損をしてしまうことになります。

まさに時は金なり。

これ以上価値が下がる前に売却を検討してみてはいかがでしょうか。

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