そんな疑問にお答えします。
ある日、ネットを閲覧していたら懐かしいスニーカーに目が行きました。
そのスニーカーの名前は、エアーマックス95。
あまりの懐かしさに、そのサイトを見入ってしまいました。
そのサイトによるとエアマックス95は、その当時の価格の倍で取引されているとか。
「あの時無理して買っておけば、今頃サイフが温まっていたのに」と、思うのでした。
スニーカー輸入転売の業界は、現在は数千億円規模の市場になります。
成功する人もいる中、失敗してスニーカー輸入転売の業界から、撤退する方々も多いのも現実です。
成功する人としない人との違いは、なんでしょうか。
それは、事前にスニーカー輸入転売業界について、勉強するか、しないかです。
今回は、スニーカー輸入転売を始める前に知っておくべきことを紹介します。
この記事を読めばわかること
失敗しない輸入転売のコツ
スニーカー輸入販売のメリット・デメリット
勉強は楽しいものではありませんが、目標を達成するためには欠かせないことです。
自分を鍛えるチャンスだと思って、最後まで読んで勉強して下さい。
目次
「失敗しない輸入転売」5つのポイント
スニーカー輸入転売を始める前に、知っておくべき5つのポイントがあります。
この5つのポイントを知らないで始めると、失敗するかもしれません。
では、5つのポイントを順番に説明していきます。
ポイント1:マーケットリサーチ
マーケットリサーチとは、自分が販売したいスニーカーや市場に関する情報を収集・分析することです。
マーケットリサーチを行うことで、こんないいことがあります。
- 扱おうと思っているスニーカーが、どんなニーズに応えられるかを明確化できる
- 競合するスニーカーやライバル社を把握し、差別化や優位性を見つけることができる
- 販売する際の価格や販売チャネル、プロモーションなどの戦略を立てることができる
- 市場規模や成長性、将来性などを予測することができる
では、マーケットリサーチは、どうやってするのでしょうか。
マーケットリサーチには、一次調査と二次調査の二つのやり方があります。
一次調査とは、自分で直接現場に出向き、人やスニーカーの専門店などに質問したり話したりする方法です。
自分が扱いたいスニーカーについて、具体的な意見や感想を聞くことができます。
ですが、時間や費用がかかるのと、質問に対しての回答しか得られず、新しい意見を取り入れるのが難しいというデメリットもあります。
二次調査とは、インターネットや本などに書いてある情報を集めるやり方です。
自分が扱いたいスニーカーや、日本のスニーカー市場の概況(がいきょう)や動向を把握することができます。
ですが、情報が古かったり、知りたい情報を得られない場合も。
間違った情報に、騙(だま)される危険性もあります。
一次調査と二次調査をうまく組み合わせて、効果的なマーケットリサーチを行うことが大切です。
ポイント2:仕入先の選定
仕入れ先の選定先は、
- 海外スニーカー専用通販サイト
- オークションサイト
- 中華系サイト
の中から、選ぶといいでしょう。
海外スニーカー専用通販サイト
SOLEBOX、Farfetch、Foot Locker、ENDなどが有名です。
これらのサイトは嬉しいことに、日本発送に対応しています。
海外限定モデルや日本では完売しているスニーカーを、仕入れることもできます。
ただし、送料や関税などのコストも考慮しなければなりません。
オークションサイト
世界中の出品者からスニーカーを落札することができますが、偽物や状態の悪い商品に注意しなければなりません。
また、出品者によっては日本発送に対応していない場合もあります。
オークションサイトは、eBayを選ぶといいでしょう。
eBayは、世界最大のオークションサイトで、新品や中古品、海外限定品やレア品などがゲットできるからです。
eBayのアカウントと支払い方法があれば、日本語対応や日本発送のサイトのQoo10からもスニーカーを買えます。
中華系サイト
アリババやアリエクスプレスなどのサイトでは、安価でスニーカーを仕入れることができますが、品質や信頼性に問題がある場合も多くあります。
また、輸入に時間がかかったり、関税が高額になったりするリスクもあり、あまりおすすめできません。
中国リスクのことも、考えなければいけませんしね。
中国リスクとは
中国とのビジネス関係において、不確実要因や危険要素が高まっていることです。
一概には言えませんが、中国がWTOに加盟してから貿易大国として成長し、米国との対立や内政の変化が起こるようになったことが、一つの原因となったと考えられます。
今後もしばらく中国リスクは、続くでしょう。
仕入れ先は、ビジネスのパートナーです。
利益率や在庫数、信頼性や対応力の4つの点を基準にして、良好な関係を築ける仕入れ先を選びましょう。
ポイント3:資金調達
当たり前のことですが、資金調達ができていないと、スニーカーを輸入することができません。
資金調達の方法は、
- 自己資金
- 融資
- クラウドファンディング
- 抽選販売に応募する
の4つあり、自分の合った資金調達方法を選ぶといいでしょう。
順番に説明していきます。
自己資金
自己資金でスニーカーを買うことは、一番シンプルで安全な方法です。
当たり前のことですが、借金の心配がないからです。
ここで1つ疑問が生じます。
「自己資金は、どれくらい必要なのか」です。
スニーカー輸入転売だけなら、10万円前後から始められます。
ただし、仕入れた商品がすぐに売れるとは限りません。
商品が売れずに在庫になったり、お客さんに返品されたりすると、資金が減ってしまいます。
自己資金は大切に使って、利益が出たらまた仕入れに回すようにしましょう。
これが、輸入転売で成功するための基本です。
融資
融資とは、銀行やクレジットカード会社などからお金を借りることです。
ただし、融資を受けるには審査が必要であり、借りたお金は利息をつけて返さなければなりません。
まずはじめに、融資先は消費者金融が頭に浮かびます。
消費者金融は、銀行よりも簡単にお金を貸してくれることが多いです。
ですが、消費者金融はあまりおすすめできません。
なぜなら、利子が高いからです。
消費者金融の利子は、借りたお金や期間によって変わりますが、一般的には 年率18.0% くらい。
例えば、10万円を1ヶ月借りたら、利息は 1,479円 かかります。
どうしても融資をしてもらいたい場合は、銀行カードローンやクレジットカードのキャッシングを検討してみてください。
消費者金融のキャッシングの利子は 年率18.0% くらいに対し、銀行カードローンの利子は 年率14.0%〜15.0% くらいです。
できることなら、融資を受けずにスニーカー輸入転売をしてもらいたいです。
クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、インターネット上で多くの人から支援を募る方法です。
スニーカーを輸入する目的や計画を公開し、支援者に対してリターンを提供することで、資金調達ができます。
例えば、あなたがアメリカから日本で人気のスニーカーを輸入して販売したいと思ったとしましょう。
しかし、お財布の中はからっぽで、資金不足。
そこで、クラウドファンディングのサイトにプロジェクトを立ち上げて、支援者から資金を集めることにしました。
輸入したいスニーカーの詳細や必要なお金、期間を明確に伝え、 支援してくれる人には、スニーカーそのものやお得な券、特別なグッズなどのお礼を準備します。
期限内に資金が集まれば、資金調達成功です。
スニーカーを仕入れ、資金を出してくれた人にリターンを届けます。
そして、プロジェクトの進捗や結果を報告し、終了となります。
ですが、いいことだけではありません。
サイトに手数料としてお金の一部を払わないといけませんし、 目標金額に達しなかったら資金が入手できない場合もあります。
抽選販売に応募する
抽選販売に応募する方法は、他の資金調達と少しニュアンスが違います。
抽選販売に応募するという方法は、人気の高いスニーカーを安く手に入れて、高く売り出すことができる方法だからです。
例えば、ナイキのスニーカー。
ナイキのスニーカーは、発売日やローンチカレンダーをチェックして、抽選に参加することができます。
ローンチカレンダーとは
新商品の発売日をまとめたカレンダーのことです。
ローンチカレンダーを見ることで、抽選販売に応募するタイミングや準備をすることができます。
抽選に当選すれば、定価でスニーカーを購入することができますが、当選確率は極めて低いです。
他にも、スニーカーの発売日や抽選情報を掲載しているサイトなどを利用して、抽選販売に応募する方法もあります。
資金調達の方法はいくつかありますが、自分の状況や目標に合わせて、最適な方法を選ぶことが大切です。
ポイント4:輸入手続き
輸入手続きとは、海外から商品を輸入する際に必要な税関や検疫などの手続きのことです。
輸入手続きを正しく行わないと、商品が没収されたり、罰金を払わなければならなかったりします。
輸入手続きの方法は、自分で行う方法と代行業者に依頼する2パターンあります。
自分で行ってもいいのですが、税関や検疫のルールや書類をよく調べておく必要があり骨の折れる作業です。
手数料がかかりますが、専門家、つまり代行業者に任せた方が良いでしょう。
輸入手続きに必要な書類、インボイス(請求書)、パッキングリスト(荷札)、船荷証券(運送証明書)などを代行して手続きしてくれるのです。
書類に不備があると、税関で滞留したり、追加料金が発生したりします。
後ほど詳しく説明しますが、
関税(商品に課される税金)
消費税(国内で販売する際に課される税金)
通関手数料(税関での手続きにかかる費用)
検疫費用(動植物や食品などの検査にかかる費用)
が、かかることもお忘れなく。
ポイント5:転売の準備
輸入転売において、商品の選定や仕入れ先の探し方、販売方法や利益計算などは、転売の準備として重要な要素。
これらの基礎知識やスキルを身につけないと、商品が在庫になったり、赤字になったりするリスクが高くなってしまいます。
利益計算について、具体的に見てみましょう。
利益計算では、商品の仕入れ価格と販売価格の差だけでなく、送料や手数料、税金などの経費も考慮しなければなりません。
例えば、仕入れ価格が1,000円のスニーカーを販売する場合を考えます。
- 仕入れ価格:1,000円
- 販売価格:2,000円
- 送料:500円
- 手数料:200円
- 税金:200円
この場合、利益は販売価格から仕入れ価格を引いた1,000円から、かかった経費900円を引いた100円になります。
利益率は5%です。
一般的には利益率は20%以上が望ましいと言われていますので、利益率が5%だと十分ではありません。
利益率が低いと、たくさん売っても利益が少なくなりますし、リスクに見合う収益が得られません。
送料や手数料などの経費を抑えることや、税金や法律に関する知識を学び利益率UPに努めましょう。
スニーカー輸入転売で「一攫千金」3つのメリット
なぜ、わざわざ外国からスニーカーを輸入してまで転売するのでしょうか。
それは、下記のような3つのメリットがあるからです。
- 利益率が高い
- 初期費用が少ない
- 時間を自由に使える
これも順番に見ていきましょう。
利益率が高い
スニーカー輸入転売では、海外と日本の価格差や人気差を利用して、仕入れ値よりも高く売ることができます。
そのため、利益率が高くなるのです。
具体的な例を見ていきましょう。
Adidas YEEZY 500 blush
- 仕入れ価格:27,000円
- 売り上げ:42,800円
- 利益率:58%
Adidas YEEZY BOOST 700 MNVN PHOSPHOR
- 仕入れ価格:28,000円
- 売り上げ:35,000円
- 利益率:25%
でも、すべてのスニーカーがうまくいくわけではありません。
Nike エアマックス 95 Mint
- 仕入れ価格:27,000円
- 売り上げ:21,000円
- 利益率:‐22%
このように、スニーカーの種類や色によっては、仕入れ値の数倍の値段で売れることもあります。
初期費用が少ない
スニーカー輸入転売の一番のメリットは、初期費用が少ないということです。
輸入転売といえば、高級時計が頭に浮かびます。
スニーカーと高級時計との初期費用を比べてみましょう。
国内で10,000円のスニーカーが、海外サイトですと5,000〜8,000円で買えたりもします。
一方高級時計は、数十万円〜数百万円と高額。
仕入れる量にもよりますが、スニーカーなら数万円から始められるのに対し、高級時計は数百万円以上の資金が必要になります。
次は、関税についてです。
一般的には、課税価格が1万円以下の場合には関税がかかりません。
しかし、靴についてはこの免税措置の対象外とされているので、商品の金額にかかわらず関税が課せられます。
スニーカーの関税率は、素材によって異なりますが、革製品以外のスポーツシューズは8%。
高級時計は関税率が5.4%です。
関税率自体は高級時計の方が低いですが、商品価格が高い分、支払う金額も大きくなります。
これをまとめると
スニーカー
- 仕入れ価格:10,000円
- 関税:640円(10,000円×0.6(課税価格係数)×0.08(関税率))
- 合計:10,640円
高級時計
- 仕入れ価格:300,000円
- 関税:9,720円(300,000×0.6(課税価格係数)×0.08(関税率))
- 合計:309,720円
このように、スニーカー輸入販売では、初期費用を抑えることができるのです。
時間が自由に使える
スニーカーの輸入販売は、自分の時間をコントロールできるビジネスです。
ネット環境が整っていれば、どこでも仕事ができます。
店舗や倉庫も必要ありません。
営業時間や休日を自分のライフスタイルに合わせて設定できますし、趣味や家族との時間も充実させられます。
スニーカーはどんなジャンルでも人気が高く、海外のブランドや限定モデルは日本では希少で高く売れます。
さらに、スニーカーに関する知識や情報が豊富になり、お客様との交渉も緊張感があり楽しいです。
「知ってて当たり前!」スニーカー輸入転売の注意点
スニーカー輸入転売は、簡単に利益を得られるように見えますが、実は危険がいっぱいなのです。
海外から買ったスニーカーが偽物だったり、税金や関税で損をしたりすることも。
スニーカー輸入転売の注意点を、見ていきましょう。
偽物に注意
スニーカー輸入転売で気をつけなければいけないのが、偽物の存在です。
偽物は、本物そっくりに作られており、素人目には見分けが付きません。
特に、人気の高い限定品やコラボ商品は、偽物が多く出回っているのです。
偽物にはランク付けがされており、クローン品やN級品などの精巧なモノから、A級品やB級品などの粗悪なものまであります。
偽物を偽物とわかっていて転売するのは当然いけませんが、偽物を本物だと思って転売することこそ恐ろしいことはありません。
知らず知らずのうちに偽物を売ってしまい、法的なトラブルに巻き込まれる恐れがあるためです。
そこで、偽物を見抜く方法を2つ紹介していきます。
一つ目は、専門の鑑定サービスを利用すること。
鑑定サービスでは、スニーカーの細部や素材などをチェックして、本物かどうかを判断してくれます。
鑑定サービスには有料のものや無料のものがありますが、信頼性や速さなどに違いがあるので注意しましょう。
二つ目は、信頼できる輸入サイトを選ぶことです。
輸入サイトには、本物保証や返品保証などのサービスを提供しているものや、評判や口コミなどで信頼性を確認できるものがあります。
価格が異常に安かったり、写真や説明が不十分だったりするサイトは要注意。
偽物に注意することは、スニーカー輸入転売の重要なポイントです。
偽物に騙されないようにしましょう。
税金に注意
国民の三大義務の1つ納税。
給料明細を見るたびに、税金の高さにため息が出ます。
スニーカーを輸入転売したときにも、しっかり税金はかかります。
スニーカーを輸入転売したときにかかる税は、関税と消費税の2つです。
先ほど少し述べましたが、ここではさらに一歩踏み込んで説明していきます。
関税
関税とは、海外から日本に物を持ってくるときにかかる税金のことです。
基本、個人が海外から商品した場合、10,000円以下なら関税及び消費税は免除されますが、例外品もあります。
例外品の1つが靴です。
下の表をみれば一目瞭然ですが、靴の中でもいくつか分類され、関税率が変わってきます。
製品名 | 関税率 |
革靴・ファー付きの靴 | 30%、もしくは4,300円の高い方 |
スニーカー、スポーツシューズ | 8% |
レザー、スエード生地などを一部でも使ったスニーカー | 30% |
キャンパスシューズ | 6.7% |
1番注意が必要なのは、レザーやスエードを使っているスニーカー。
一部でもそれらの素材が使われていると、関税率が30%と高くなります。
確認せずに輸入して税関検査でひっかかり、追加費用を請求されたりもします。
ここで具体的な例を用いて、確認していきましょう。
- スエードを使ったスニーカーの仕入れ価格:20,000円
- 課税対象額:20,000円×0.6=12,000円
- 関税:12,000円×0.3=3,600円
3,600円と4,300円と比べて高い方を採用しますので、ここでは関税は4,300円となります。
ここまでの合計金額は、仕入れ価格+関税なので、20,000円+4,300円=24,300円となります。
ポイント
関税は、仕入れ価格全体にかかりません。
仕入れ価格の6割、つまり仕入れ価格に0.6を掛けた金額に関税がかかるのです。
次は消費税についてです。
消費税
消費税は、仕入れ価格にかかるわけではありません。
消費税は、関税額対象額+関税にかかります。
今回の場合は、
関税額対象額+関税=24,300円
24,300円に消費税10%をかけて
24,300×0.1=2,430
100円未満は切り捨てなので、消費税は2,400円となります。
ここまでのトータル金額は仕入れ価格(20,000円)+関税(4,300円)+消費税(2,400円)で26,700円になります。
輸送業者に払う手数料
税金に関する話題から少し外れますが、運送業者に支払う手数料も考えなければなりません。
運送業者によって手数料は異なりますが、以下の表に示すように国際郵便以外の場合は、関税と消費税の合計額の2%か、一定の金額のどちらか高い方を支払うことになります。
運送業者 | 通関料 |
国際郵便 | 200円 |
FedEX | 特別取扱手数料 500円(非課税)または、
関税+消費税合計の2%のどちらか高い方 |
UPS | 関税・消費税特別手数料 1000円または、関税+消費税合計の2%のどちらか高い方 |
DHL | 立替納税手数料 1,100円(税込)または、関税+消費税の2%のどちらか高い方 |
金額だけで見れば国際郵便を選べば良いのですが、国際郵便は配送に時間がかかったり、飛行機の運行状況に左右されたりするという欠点があります。
今回は、早く届くFedEXで通関料を計算してみました。
通関料=(関税+消費税合計)×0.02ですので
(4,300円+2,400円)×0.02=134円
特別立替納税手数料 500円または関税+消費税の2%のどちらか高い方を採用しますので、今回は特別立替納税手数料の500円がかかります。
よって、スニーカー輸入にかかる費用は、合計27,200円になります。
仕入れ価格20,000円に対し、税金等で7,200円。
思ったよりも高くつきますね。
この金額に加え、自宅までの輸送料も必要です。
在庫管理に注意
スニーカー輸入転売で大切なのは、在庫管理です。
在庫管理とは、スニーカーの品質や価値を保ちながら、利益を最大化するために、適切な量と価格で仕入れて販売することです。
在庫管理をするには、以下の3つのポイントを押さえておく必要があります。
ポイント1:保管環境を考える
スニーカーは、使うと劣化したり、壊れたりする消耗品です。
そのため、保管環境にも気をつけなければなりません。
スニーカーはカビや色あせを防ぐために、適切な温度や湿度で保管する必要があります。
スニーカーの品質を保つためには、クリアケースやシューズボックスなどで密閉して保管するのがおすすめです。
ポイント2:価格が変動する
スニーカーはファッションアイテムであり、流行や人気に左右されるアイテム。
流行や人気が高まれば価格も上昇しますが、逆に低下すれば価格も下落します。
限定品やレア品が多く、供給量が少ないことも価格を高騰させる要因です。
しかし、供給量が少ないからといって在庫を過剰に持つのは危険行為。
在庫を過剰に持つと、利益を最大化するタイミングを逃したり、在庫を処分する必要に迫られたりするからです。
市場の動向や需要を常にチェックし、自分の販売力に合わせて仕入れたら早めに販売することを心がけましょう。
ポイント3:在庫を持ちすぎない
在庫を多く保有するということは、それだけ保管スペースやコストがかかるということです。
ご自宅での保管スペースは限りがあるため、余分な在庫は、家や倉庫などを借りて保管しなければいけません。
そのため、家賃などの固定費がかかってしまいます。
このように、スニーカーは消耗品であり、市場や需要によって価格が変わります。
在庫管理を適切に行うことで、スニーカーの品質や価値を保ち、利益を最大化することができるのです。
在庫管理は、「スニーカー輸入転売の成功のカギ」と言えるでしょう。
「これはスゴイ!」注目すべき輸入スニーカー5選
「これはスゴイ!」と思わず叫びたくなるような輸入スニーカーを、5つご紹介します。
どれも個性的でオシャレなデザインや機能が満載で、見ているだけで「ワクワク」しますよ。
さあ、早速見ていきましょう。
ナイキ×フィア・オブ・ゴッド/Air Fear of God 1
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ナイキ×フィア・オブ・ゴッド/Air Fear of God 1は、ナイキとストリートファッションブランドのフィア・オブ・ゴッドがコラボして作ったバスケットボールシューズです。
素材やデザインに高級感があり、ストリートからコートまで様々なシーンで着用できるのが魅力です。
2018年から2020年にかけ、多彩なカラーバリエーションが発売されました。
定価は、38,500円(税込み)。
転売価格は、カラーやサイズによって異なりますが、一般的に10万以上で売買されています。
特に、ライトボーンやトリプルブラックなどの人気カラーは、定価の約5倍の価格、15万円〜20万円程度で販売されていることもあります。
ナイキ×フィア・オブ・ゴッド/Air Fear of God 1は、需要が高く供給が少ないため、高い利益率が見込まれるスニーカーです。
アディダス×カニエ・ウエスト/YEEZY BOOST 700
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アディダス×カニエ・ウエスト/YEEZY BOOST 700は、アメリカのラッパーでファッションデザイナーのカニエ・ウェストとアディダスがコラボレーションしたスニーカーです。
2017年に初登場したモデルで、厚底のミッドソールには衝撃吸収性と反発力に優れたBOOST™フォームが搭載。
アッパーにはレザーやスエード、メッシュなどの素材を組み合わせた多層構造が特徴で、カニエ・ウエストの独創的なデザインセンスが反映されています。
2022年10月には、アディダスとカニエ・ウエストの契約終了が発表され、YEEZY BOOST 700の生産終了も決定しました。
YEEZY BOOST 700は、モデルやカラーによって定価が異なりますが、一般的には33,000円から40,700円(税込)の範囲です。
しかし、発売日に即完売するほどの人気商品で、転売値はモデルやカラー、サイズなどによって異なりますが、一般的には定価の2倍から3倍程度が相場となっております。
YEEZY BOOST 700は生産終了となっていますので、希少性が高まり、中古相場も上昇するでしょう。
VANS×FEAR OF GOD/SLIP-ON
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VANS×フィア・オブ・ゴッド/SLIP-ONは、2017年に発売されたコラボレーションスニーカーです。
VANSは、スケートボード用の靴や服などを作るアメリカのブランド。
フィア・オブ・ゴッドはLA発のストリートブランドです。
両ブランドの共通点であるカリフォルニアのカルチャーを表現することを目的とし、コラボレーションをしました。
VANS×FEAR OF GOD/SLIP-ONは、VANSの定番モデル「SLIP-ON 47 V DX」をベースに、フィア・オブ・ゴッドのロゴやカラーリングを施したデザインになっています。
カラーは、ブラックとレッドの2種類。
ブラックは、アッパーに黒いスエードと白いレザーを使い、サイドにフィア・オブ・ゴッドのロゴをプリントしています。
レッドは、アッパーに赤いスエードと黒いレザーを使い、サイドには白いロゴをプリントしています。
インソールにはウルトラクッシュという特殊な素材を採用し、快適な履き心地を実現できました。
VANS×FEAR OF GOD/SLIP-ONは、発売当時から高い人気を集めています。
限定発売だったため、即完売。
現在では、かなりのプレミア価格で取引されています。
定価で約3万円ほどですが、オークションやリセールサイトでは10万円以上で取引されていることも。
VANS×フィア・オブ・ゴッド/SLIP-ONは、シンプルでスタイリッシュなスニーカー。
カジュアルな服装に合わせやすく、コーディネートのアクセントになります。
バレンシアガ/TRIPLE S
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バレンシアガ/TRIPLE S(トリプルエス)は、ダッドスニーカーの代表格で、3層の厚底とレトロなデザインが目を引くスニーカーです。
カラフルなカラーバリエーションが豊富で、ストリートファッションにぴったり。
トップスは重ね着がオシャレで、女性はスカートやワンピースなどのフェミニンなアイテムと合わせてもいいでしょう。
ためになる豆知識
モデル名のTRIPLE Sは「トリプルソール」の略。
ランニングシューズ、バスケットシューズ、トラックシューズという3つのソールを組み合わせています。
ちなみに、トリプルSのデザインを担当したのは、アーティスティックディレクターのデムナ・ヴァザリア。
デムナ・ヴァザリアは、これまでに「ルイ・ヴィトン」や「メゾンマルジェラ」のプロダクトデザインを担当したほか「ヴェトモン」を立ち上げたトップデザイナーのひとりです。
定価は約14万円ですが、転売市場では20万円以上になることもあります。
高級ブランドのスニーカーとして、人気と価値が高いです。
コンバース×クロムハーツ/レザースニーカー
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アメリカの人気ブランド「コンバース」と「クロムハーツ」が一緒に手掛けたスニーカーがあります。
このスニーカーは、コンバースのオールスターというシンプルでカジュアルな靴に、クロムハーツのシルバーのアクセサリーをつけたもの。
レザーでできていて、とても高級感があります。
コンバースのオールスターにはロゴがあり、そのロゴのところに、クロムハーツのナイフやプラスマークなどの形をしたシルバーの飾りがあります。
これは、コンバースの定番のデザインを壊さずに、クロムハーツの個性的でエッジィな雰囲気を加えるためです。
細かいところまで気をつかい、シューレースにも、クロムハーツのシルバーの飾りがついています。
これらの飾りは、自分の好きなように外せるようになっており、自分だけのオリジナルスニーカーを作り出すことができるでしょう。
レザーは、コンバースとクロムハーツがコラボしたからこそできた素材で、コンバースのカジュアルさとクロムハーツの高級感を両立させてくれます。
どんな服装にも合わせやすく、ファッションの幅を広げてくれるのです。
コンバースとクロムハーツのレザースニーカーは、定価で約30万円と高額。
そのため、転売市場では定価の2倍以上の60万円以上で取引されています。
高い定価が、高い転売価格を生んでいますね。
【知らないと損する?】スニーカー輸入転売で成功者になる5つの秘策:まとめ
まとめとしまして
- 「失敗しない輸入転売」5つのポイント
- スニーカー輸入転売で「一攫千金」3つのメリット
- 「知ってて当たり前!」スニーカー輸入転売の注意点
- 「これはスゴイ!」注目すべき輸入スニーカー5選
を、紹介してきました。
スニーカー輸入転売は魅力的なビジネスに見えますが、知識不足で失敗するリスクも高いことを忘れてはいけません。
スニーカーを輸入して転売するよりも、自分の趣味として楽しむ方がずっと素敵だと思いませんか。
デザイナーやメーカーがスニーカーに込めた熱い想いが、きっとあなたの心に伝わってくるはずですよ。