そんな疑問にお答えします。
超高級腕時計ブランドのロレックス。
ここ数年は、欲しくても簡単には手に入れられないほど、人気となっています。
そんなロレックスですが、購入してから初めて着用するときや、しばらくロレックスを着用していなかったときは、時計のゼンマイを巻く必要があります。
でも初めてロレックスを購入した人は、どうやって巻けばいいのか疑問に感じますよね。
そこでこの記事では、ロレックスの巻き方や、巻くときの注意点、そもそもなぜ巻く必要があるのかなどをご紹介します。
この記事を参考にすれば、誰でも簡単に、正しく巻くことができますよ。
目次
まずは知っておきたい【ゼンマイ】と【リューズ】について
ロレックスの巻き方を知るうえで、まず知っておきたいワードが「ゼンマイ」と「リューズ」。
「それくらいは知ってる」という人もいるかもしれませんが、まずは基本的な2つのワードについて、簡単にご紹介します。
ゼンマイとは
ゼンマイは、機械式の腕時計には必ず収められているパーツです。
腕時計の動力源となっているもので、このゼンマイがなければ腕時計は動きません。
ゼンマイは「香箱」という歯車の中に収められていて、リボンのような形状をしています。
香箱の中ではゼンマイが巻かれた状態で入っており、これがほどける力を利用して、腕時計を動かしているというわけです。
つまり、「ロレックスを巻く」というのは、「ゼンマイを巻く」ということ。
▼ゼンマイについては、こちらでも詳しく紹介しています。
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ロレックスのゼンマイ切れはこんな症状!知ればなにも怖くない!
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リューズとは
リューズとは、腕時計の3時位置の横についている部品のこと。
リューズの役割は、以下の3つです。
- ゼンマイを巻き上げる
- 水やホコリの侵入を防ぐ
- 日付・時刻の調整
リューズの役割として、とても重要なのが「ゼンマイの巻き上げ」です。
「巻き方」については後ほどご紹介しますが、ゼンマイを巻くためには、このリューズを操作する必要があります。
そして2つ目の「水やホコリの侵入を防ぐ」について。
ロレックスは、防水性や耐久性がとても高い腕時計です。
その品質を保つために一役買っているのが、リューズなのです。
リューズは本体のケースに密着するような設計になっており、水分やホコリが入ってしまうのを防いでくれています。
そのため、リューズを操作したあとは、必ずケースの中に押し戻す必要があることを覚えておきましょう。
そして最後は、「日付や時刻の調整」についてです。
これは説明するまでもないかもしれませんが、リューズを操作することで、腕時計の日付や時刻を合わせるというもの。
リューズがどれだけ重要なパーツなのかを、知っていただけたのではないでしょうか。
ロレックスは巻かなくてもいい!?
先ほど「ゼンマイとは」のところでご紹介した通り、ゼンマイがほどけてしまうと時計も止まってしまいます。
しかし、ロレックスは「自動巻き」を採用しており、着用していると、自動的にゼンマイが巻かれる仕組みになっています。
これは、腕時計の内部にある「ローター」と呼ばれるパーツが振り子のように動くことで、ゼンマイが巻かれていくというもの。
つまり、腕時計を着用している間はローターが振れるので、勝手にゼンマイが巻かれるということです。
じゃあゼンマイを巻く必要はないんじゃないの?と思いますよね。
しかし、自動巻きの腕時計には、「パワーリザーブ」というものが存在します。
パワーリザーブとは
ゼンマイを巻いてから〇〇時間着用せずに放置すると、ゼンマイがほどけて時計が止まりますよ、というもの。
メーカーやモデルによって違いはありますが、一般的には40〜50時間に設定されているものが多いです。
しかし、この時間は腕時計にまったく負担を掛けずに実験した結果なので、実際はもう少し短くなる可能性があります。
つまり、このパワーリザーブの時間を超えてしまうと、腕時計が止まってしまうというわけですね。
そのため、購入してから初めて着用する場合や、数日間ロレックスを使用しなかった場合は、着用前にゼンマイを巻き上げる必要があります。
ロレックスの巻き方
それではいよいよ、ロレックスの巻き方についてご紹介します。
後ほど「巻くときの注意点」についてもお伝えしますので、そちらもチェックしてくださいね。
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1リューズを開放する
まずは、リューズを反時計回りにまわしましょう。
防水のためのロックが解除され、開放状態となります。
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2時計回りにまわす
リューズを親指と人差し指でつまんだら、リューズを時計回りに1回転させましょう。
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3反時計回りにまわす
リューズはつまんだままで、次は反時計回りに1回転させます。
これはゼンマイが切れてしまうのを防ぐための操作。
必須ではありませんが、これを行うことで、ロレックスを長持ちさせることができます。
ステップ2と3の操作を、20〜30回ほど繰り返しましょう。
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4リューズを戻す
「これ以上巻けない」という感覚になるタイミングがあるので、そこまで来たら巻き上げはストップ。
リューズをしっかりとケースにねじ込んで、元に戻しましょう。
この操作をきちんとしなければ、水やホコリが侵入してしまいます。
ロレックスを巻くときの注意点
ロレックスのゼンマイを巻く操作は、そう難しくはありません。
しかし、腕時計に負担がかかるような巻き方をしてしまうと、ロレックスの寿命を縮めてしまうこともあります。
大切なロレックスを少しでも長持ちさせられるように、ここでご紹介する注意点についても、しっかりチェックしておきましょう。
ゼンマイを巻きすぎない
ロレックスのゼンマイは巻きすぎると壊れてしまう可能性があります。
ロレックスが開発した「パラクロムヒゲゼンマイ」は耐久性が高く、そう簡単には壊れません。
しかし、無理に巻いてしまうとゼンマイに負担がかかり、切れてしまうことがあります。
先ほど「ロレックスの巻き方」のステップ4でもご紹介した通り、「これ以上巻けない」という感覚になったら、そこで巻き上げはストップしましょう。
着用したまま巻き上げない
ロレックスを腕に着用したまま、ゼンマイの巻き上げをするのは避けましょう。
リューズへの力がナナメに加わってしまい、パーツが壊れる可能性があります。
均等に力が加わるようにするため、必ず腕から外して、巻き上げ操作を行うようにしてくださいね。
1日に何度も巻き上げない
ロレックスのゼンマイを、1日に何度も巻き上げるのはやめましょう。
「こまめに巻いておくほうが便利」と考える人もいるかもしれません。
しかし、1日に何度も巻いてしまうと、ゼンマイに負担がかかり、切れてしまうことがあります。
手動でゼンマイを巻く場合は、多くても1日に1回だけにしておきましょう。
ロレックスの巻き方間違ってない? 正しい方法や注意点を伝授:まとめ
まとめ
- ロレックスを巻くなら知っておくべき「ゼンマイ」と「リューズ」
- ロレックスは着用期間が空くとゼンマイがほどけてしまう
- ロレックスのゼンマイは正しく巻くべし
- 巻くときの注意点もしっかりチェック
今回は、誰でも簡単に、正しくできるロレックスの巻き方についてご紹介しました。
ロレックスを初めて着用する場合や、久しぶりに着用する場合、ゼンマイの巻き上げが必ず必要となります。
この記事でお伝えした巻き方を参考に、正しく操作してくださいね。
巻くときの注意点も知っておくことで、ロレックスの寿命を長くすることができますよ。
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