マクラーレンに乗ってみたい!
そんな疑問にお答えします。
マクラーレンといえばF1で風を切るレーシングカーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
初めて街中でマクラーレンを見たときの力強いエンジン音とかっこいいフォルム。
そんなマクラーレンに一目惚れして以来、虜になっています。
長い歴史を持つマクラーレンですが、ロードカーとして街中でお目にかかれるようになったのは、まだ10年ほどということを知りびっくりしたひとりです。
他の高級車に比べるとまだまだ目新しい存在ではありますが、マラーレン・オートモーティブは誕生から9年目にして年産4863台を達成。
すごいですよね。
その生産台数の伸びがマクラーレンの驚異的な成長を雄弁に物語っていると言えます。
この記事では
- マクラーレンというブランド
- マクラーレン3つのシリーズ展開
- マクラーレンの現行モデル、価格
について、詳しく説明していきます。
マクラーレンを知れば知るほど、マクラーレンのスーパーカーがここまで成長してきた理由がわかります。
ぜひ、マクラーレンの魅力に浸ってみてください。
目次
マクラーレンについて
マクラーレンはイギリスの有名な好機自動車メーカー。
マクラーレンの正式名称は、「McLaren TECHNOLOGY GROUP(マクラーレン テクノロジー グループ)」。
大きく分けて
- McLaren Racing(マクラーレンレーシング)
- McLaren Automotive(マクラーレンオートモーティブ)
- McLaren Applied Technologies(マクラーレン アプライド テクノロジー)
の3つの企業から構成されています。
マクラーレンレーシングはF1などレース活動。
マクラーレンオートモチーブが技術市販車の開発・製造。
マクラーレン アップド テクノロジーは、技術開発や応用活動、医療、医療品、エネルギー、輸送など自動車・モータースポーツにはほとんど関係ないことも研究・開発をしています。
現在のマクラーレンは、自動車分野だけじゃなく多くの事業をおこなっているんですね。
我が家のベビーカーがマクラーレンで、最初は自動車メーカーとは別のものかと思っていましたが、実は同じと知ったときは驚きました。
マクラーレンの現在までの成り立ち
先程説明したように、まずマクラーレンはレーシングチームとして発足。
1991年に競技用のF1マシンで培った技術を基に公道走行が可能なロードカーとしてマクラーレンF1を発売しました。
2009年には量産車を生産するために「マクラーレン・オートモーティブ」を設立して、自動車メーカーとしても事業が続けられています。
2011年、マクラーレン・オートモーティブが最初に販売を開始した量産車がMP4-12Cです。
現在に至るまでいくつかの車種が量産・販売されていますが、いずれも「スーパーカー」です。
マクラーレンが製造販売する車種は3つのカテゴリーに分けられています。
では詳しく見ていきます。
3つに分けられるマクラーレンシリーズ
マクラーレンが製造・販売するモデルはいくつかありますが、アルティメットシリーズ・スーパーシリーズ・スポーツシリーズの3つのシリーズに分けられます。
ひとつずつ見ていきましょう。
アルティメットシリーズ
マクラーレン最上級クラスの車。性能・技術面や価格の点で最高級の車種が揃っ ています。
アルティメットシリーズは量産車ではありますが限定生産前提で、上級VIP向けに少数が販売されているだけです。
最高出力が1000馬力を超えるようなモンスターカーも存在し、それらがアルティメットシリーズに属します。
スーパーシリーズ
マクラーレンの主力ともいえる車種を揃えるスーパーシリーズ。
マクラーレンの中でも中核を担う存在です。
販売価格は最も安いモデルでも3000万円台もしくはそれ以上します。
カーボン製シャシーがどの車種にも使用されており、最高出力が600馬力を超えるエンジンを搭載しているのが特徴です。
スポーツシリーズ
マクラーレンのスポーツシリーズは、優れたパフォーマンスはもちろん、マクラーレン史上最も快適性と洗練性を兼ね備えているという特徴があります。
まさに日常での実用性を重視したシリーズです。
普段の生活でも利用できますが、最高速度は時速300kmを越えます。
スポーツシリーズは最高出力が500馬力を超えるエンジンを搭載しています。
マクラーレン購入可能なモデル
マクラーレンが生産する乗用車の一部はアルティメットシリーズのように限定車で入手が困難な車種も存在しますが、スーパーシリーズとスポーツシリーズであれば量産されているので購入が可能です。
GT・570S・570Sスパイダー・570GT・540C・600LTスパイダー・720S・720Sスパイダー・アルトゥーラなどが新車購入可能です。
メモ
570や720などの数字はエンジンの最高出力(馬力)で、“スパイダー”とは電動式ルーフを備えたオープンカーのことです。
マクラーレン人気車種の価格と特徴
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では、ひとつずつ特徴と価格を見ていきましょう。
マクラーレンGT
最高出力 | 620馬力 |
最高速度 | 時速326km |
価格 | 2450万円(税抜)〜 |
“GT”とはグランドツーリングカーのことで、高い走行性能に加えて快適性や実用性を兼ね備えています。
マクラーレンGTはV8気筒4Lツインターボエンジンを車体中央部分に搭載、最7段の2ペダル変速機を介して後輪を駆動するシステム。
まわせばパワーが湧き出てくる痛快なエンジンです。
リアトランクにはゴルフバッグを収納できたり、車体前後のトランクスペースの合計は570Lもあり、スポーツカーでも荷物をしっかりと収納できます。
週末行くゴルフ場でたまに見かけるGT。
颯爽と入って来て、入口に車をつける姿がかっこよすぎます。
マクラーレン540C
最高出力 | 539馬力 |
最高速度 | 時速320km |
価格 | 2231万円(税抜)〜 |
スポーツシリーズでも手頃なサイズ・価格のエントリーモデルのマクラーレン540C。
エントリーモデルといっても最高速度は時速320kmのスーパーカーであることには変わりなく、力強い加速と俊敏な操舵性を楽しめるのが魅力です。
マクラーレン 570S・570Sスパイダー
最高出力 | 570馬力 |
最高速度 | 328km (スパイダー :屋根オープン時でも時速315kmで走行が可能) |
価格 | 2475万円(税抜)〜 |
マクラーレン570S・570Sスパイダーはスポーツシリーズの主力車種であり、V8気筒3.8Lツインターボエンジンを搭載しています。
軽量化された車体とハイパワーエンジンによる高い操舵性で快適なドライブを楽しめる上、ステアリングの反応の良さで俊敏な操作が可能です。
オープンタイプのスパイダーの走行性能についてもクーペとほぼ同様、屋根オープン時でも時速315kmで走行が可能です。
マクラーレン 570GT
最高出力 | 570馬力 |
最高速度 | 時速328km |
価格 | 2602万円(税抜)〜 |
マクラーレン570GTは快適性や実用性を考慮したモデル。
搭載するエンジンは570Sシリーズと同様、最高速度についても570Sと同じで時速328kmです。
座席後方部分に220Lのツーリングデッキを備えています。
570Sシリーズと違うところは、天井部分にはガラス製の「パノラミックルーフ」が備え付けられていてドライブ中でも開放感が感じられます。
ツーリングデッキに手荷物を収納することができるので、買い物や通勤などにも利用できること。
マクラーレン 600LTスパイダー
最高出力 | 600馬力 |
最高速度 | 時速324km |
価格 | 2988万円(税抜)〜 |
600LTスパイダーは570Sの車体を軽量化して空力性能を改善、エンジンの最高出力を570馬力から600馬力にアップさせたモデルです。
600LTスパイダーはスポーツシリーズの中では最高の性能を誇り、カーボンブレーキを装備しています。
マクラーレン 720S・720Sスパイダー
最高出力 | 720馬力 |
最高速度 | 時速341km |
価格 | 3147万円(税抜)〜 |
マクラーレン720S・720Sスパイダーは、スーパーシリーズに属するハイスペッククーペ・オープンカーです。
V8気筒4.0Lツインターボエンジンが搭載され、最高出力は720馬力にまで達します。
2.9秒で0-100km/hまで加速する馬力には驚きです。
先進のESP制御システム「バリアブル・ドリフト・コントロール」を搭載しており、任意の角度までスリップを許容させることが可能。
手軽に高度なドリフト走行を楽しむことができます。
マクラーレン 765LT
最高出力 | 765馬力 |
最高速度 | 時速330km |
価格 | 4046万円(税抜)〜 |
2020年に発表された、V8気筒4Lツインターボエンジンを搭載するマクラーレン765LT。
大きな特徴は高出力エンジンと空力学を考慮して設計された独特のロングテール。
軽量素材を使用することで車体重量(乾燥重量)が1229kgに抑えられています。
最高速度は時速330km、2.8秒で0-100km/h加速するというモンスター級の性能を誇ります。
アルトゥーラ
最高出力 | 680馬力 |
最高速度 | 時速330km |
価格 | 2965万円 |
マクラーレン初のシリーズ生産ハイパフォーマンス・ハイブリッド スーパーカーであり、次世代スーパーカーと自負される「アルトゥーラ」
その理由は、マクラーレン カーボン ライトウェイト アーキテクチャー(MCLA)の採用で実現した軽量化。
乾燥重量は1395kg(DIN車両重量は1498kg)を達成しています。
レーシングカーとロードカーにおけるマクラーレンの半世紀以上の専門性と経験が注ぎ込まれた画期的なシリーズです。
車内を見たことがありますが、触るところに全てスイッチがある作りで、今までの操作のように下を見なくてもよいのがわたしにとって感動でした。
F1気分を味わえる!超高級車マクラーレンスーパカー価格も超高級! : まとめ
マクラーレンは他のスーパーカーを製造する自動車メーカーと比べても新しい自動車メーカーです。
そのため、街中で見かけることは稀ですが、だからこそマクラーレンらしいカッコいいルックスで街を走ってみたいですよね。
値段も超高級ですが、力強く頼もしい走りはF1レーサーになったような体験ができますよ。
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