このような疑問にお答えします。
先に結論を言わせてください。
高く売りたいのなら、買い取り業者はやめてください。
もちろん高く売るだけが目的ではないという人もいるでしょう。
たとえば、「ご自宅の断捨離中で手軽に手放したい」などという方もいるはずです。
この記事では、シャネルブーツを売却するにあたってどの方法がいいのか、そのニーズに合わせて紹介します。
また、「買取業者を利用するときに気を付けるべきことってあるのかな?」このような疑問も解決。
さまざまな売却方法がありますが、ベストな選択には個人差があります。
この記事を読むことで、あなたにピッタリな売却方法が見つかりますよ。
目次
シャネルブーツの価値は上がりにくい
残念ながら、シャネルブーツは売却しても高くはなりにくいです。
これはシャネルに限った話ではなく、多くの衣類や靴などの身に着けるものに当てはまります。
直接肌身に着けるという性質上、基本的に購入時以上の再販価値は生まれません。
仮に未使用だとしても、購入時以上の価値を持つものはレアなアイテムに限られます。
そして、そのようなレアなブーツはシャネルにはあまり該当しません。
なので、ブーツを売って大金が手に入るという期待はいったん捨てたほうが良いと思います。
もちろん、少しでも高く売る方法は存在するので、まだページを閉じないでくださいね(笑)
実際の買い取り金額の相場
この投稿をInstagramで見る
シーズンごとにモデルが変化していくブーツの性質上、相場は簡単には出せません。
比較対象できる同じ型番の商品は頻繁に出てこないからです。
とはいえ、大体の認識であれば可能です。
例を挙げるならば、古いモデルや、状態がいまいちなものは数千円で取引されているケースがほとんどです。
また、3万円前後で取引されているものは新しいものや、多少古いものでも美品であるケースが多くなっています。
10万円を超えるような、高価な買い取りが期待できる例としては、未使用に近くなおかつモデルが最新であるなど需要が高いものになります。
このように、価格には大きな差があることがイメージできたことでしょう。
シャネルブーツ売却方法は一つではない
シャネルのブーツを売却すると考えると、買い取りをお願いしなければならないと考える人が大半ではないでしょうか。
大きく分けて、売却の方法は3パターンあります。
- 買取店に出す
- オークションに出品
- フリマアプリの活用
それぞれの特徴や具体例をみていきましょう。
買取店の利用
シャネルのブーツを買取店に売る際には、査定をしてもらう必要があります。
買取店により様々ですが、専門の鑑定士がいる場合もありプロの目線で査定を受けることができます。
縁があって購入したブーツを専門知識がない人に査定されると、「適正な評価がされないのではないか」と心配になるかもしれません。
鑑定士がいれば商品価値を理解したうえでの査定をしてもらえるため、安心して任せることができます。
ただし、査定は人間が行うものであるため、鑑定士によって評価が異なる可能性があることに注意が必要です。
気になるのは「実際の買い取り価格はどの程度になるのか?」ということでしょう。
ブーツの状態や人気の有無によっても変わるため、一概には言えませんが全体的にそれ程高くは買い取ってもらえません。
理由は先述の通り、身に着けるものである以上価格が下がることは避けられないのです。
オークションに出品する
ヤフオクなどのオークションの場にも、シャネルのシューズは出品されています。
しかし、実際の落札状況を見るに、シャネルブーツにおいてはあまり出品の価値はないかもしれません。
というのも、数えきれないくらいの出品数に対して、入札がほぼ0という状況なのです。
需要と供給のバランスが取れておらず、状況としては供給過多。
結果として、消費者の関心を集めているオークションは、始値が数百円代の物など極端に低い金額から始まったものだけです。
供給量の多さに需要が追いついていないため、始値が1万円代の商品に対してはあまり関心が向けられていない印象です。
数日間オークションの動向を見守りましたが、オークションの魅力である、「徐々に価格が上がっていく楽しみ」はほとんど見受けられなかったという結果で終わっています。
もちろん、全く売れなければ出品も減っていくはずです。そうなっていないのは、「売れるものもあるから」でしょう。
知名度も高いヤフオクにおいては、出品自体にお金はかかりません。
試しに出品してみて、入札が付いたらラッキーくらいに考えると良いかもしれませんね。
フリマアプリの利用
シャネルのブーツを高く売るのなら、私のおすすめは断然フリマです。
メルカリやラクマが有名ですが、数万円で売れていることが多いというのが最大の理由です。
他の出品者の価格設定や、実際に売れた商品の価格を基にして出品できるため、ヤマ勘での価格付けをする必要がありません。
消費者が「このくらいの価格なら買ってもいいかな?」という価格帯で出品することで、売れる可能性を飛躍させます。
さらに、消費者側も値下げ交渉を持ちかけてくることも多いのが特徴で、消費者側のリアルな「買ってもいいライン」が掴みやすい要因になっています。
最大のデメリットとしては、最高価格で売るためには市場の調査が必須であるという点でしょう。
そのため、多少の手間や時間を掛ける必要があります。
買取店のさまざまな買い取り方法
買取店と聞くと、多くの人がまずリサイクルショップを思い浮かべるでしょう。
店舗に売りたいものを持ち込み、査定後に買い取りしてもらうのが一般的となっています。
店舗での買い取りでは、「正直持っていくのがめんどくさい」という方も多いでしょう。
特にまとめて査定に出すときなど、商品を持ち運ぶのが大変です。
さらに、店舗での待ち時間が長くなりがちで落ち着かない方も多いと思います。
そのような不便さを軽減するための様々な買取方法が存在します。
また、買取方法によっては、価格に差が出ることがあります。
呼称は各社により違いますが、実店舗での買取以外にも次のような方法があります。
- 出張買取
- 宅配買取
- オンライン買取
ここからは、それぞれの査定などの特徴とメリットやデメリットを見ていきましょう。
出張査定サービス
電話などで予約すれば、出張査定サービスを利用して自宅に商品を見に来てもらい、査定額に不満がなければその場で買取もしてもらえます。
また、基本的に出張料などは取られません。
このサービスの最大のメリットは、持ち運ぶのが困難な商品の買取をしてもらえることでしょう。
例えばソファーなど、なかなか自分で店舗に持っていけないものでも気軽に査定してもらうことが可能です。
もちろん、シャネルブーツの買取にも利用できますよ。
実際に私自身、引っ越し前にこのサービスを利用したことがあります。
その場で査定額を言い渡され、了承すればその場で現金と交換してもらえるためスムーズなやり取りが可能でした。
ただし、注意点が一つあります。それは査定額についてです。
例えば、自分では2万円程度で売れると思っていた商品が、実際の査定では5千円だったとしましょう。
このようなことはシャネルのブーツに限らずありがちですが、査定額に満足がいかなかった場合選択肢は3つあります。
- 価格交渉を試みる
- 売却を断る
- 査定を受け入れる
サービスの特徴上、このような選択を迫られることが最大の注意点です。
「捨てるよりかは良い」という気持ちで売りに出す人もいるかもしれません。
しかし、そうでない場合には対面でも断れる勇気が必要といえるでしょう。
宅配買取サービス
宅配買取サービスは、様々な買取サービスの中で一番心的ストレスが少ないかもしれません。
これは、売りたい商品を箱に詰めて送るだけで、査定後に結果をオンラインで確認できるからです。
対面でのやり取りがないため、必然的に心的ストレスも少なくなります。
無料で提供される梱包キットを使って商品を送り、もし査定額に不満があれば商品を返却してもらうことも可能です。
送る時や返却の時も、送料負担はありません。なので、損のないサービスのように感じますね。
しかしながら、買取価格が思うようにつかないことも否めません。
宅配買取サービスを行っている、各社の口コミを見ると、買取価格に満足している利用者は比較的少ないようです。
シャネルのブーツにおいては、もともとにして高額での買取は厳しい側面もあるため、価格に満足のいかない可能性があります。
手間もストレスもかかりにくく、手軽に買い取りしてもらえる点において宅配サービスはおすすめできます。
ただし、企業が送料を負担するなどのコストが買取価格に影響を与える可能性があるため注意が必要です。
オンライン買取
オンライン買取は、テレビ電話や専用アプリを使用して、リモートで商品の査定を行うサービスです。
鑑定の担当者とオンラインでやり取りができるため、希望価格を伝えることも可能です。
査定額に対して不満がある場合、リモートでの交渉は「対面よりも気軽に感じられる」と一部のユーザーからは言われています。
また、売却をしなければテレビ電話でやり取りするだけで良いので手間もかかりません。
オンライン買取では、家の中が見えてしまうことや、相手に顔を見られることが一部のユーザーからの懸念点となっています。
しかし、その点においては技術力でカバーしている企業もあり、顔が映らず部屋の中も見えなくするシステムを採用している場合があります。
オンライン買取は査定までの手間が少なく、短時間で済むというメリットがあります。
最終的に売却を決定した場合、宅配買取と同様に、商品を梱包して送る必要があります。
その際の手数料はかからない場合がほとんどとなっています。
査定を有利にする方法
査定を有利にするためには、買取業者のことを考えてみることが大切です。
なぜなら、シャネルブーツの買い取りに関していえば、お金を払うのは買取業者だからです。
お金を払いたくない理由が少ないほど、買取価格を上げられる可能性が高まります。
ほとんどの買取業者が避けたい事は、以下の2点です。
- コストの増加
- 信頼を失う
買取業者が嫌がることを避けるために、私たちには何ができるのか見ていきましょう。
買取業者にコストをかけさせない
この投稿をInstagramで見る
買取業者のコストは様々な面でかかります。
電気代やテナント代、商品の仕入れ代や従業員の給料など、例をあげたらキリがありません。
しかし、その中でも商品に関わるコストの一部は、買取を依頼する私たちが下げることができます。
それはメンテナンスにかかるコストです。
例えば、売りに出したシャネルブーツに特定の問題点がある場合、それを解消するためにはコストが発生します。
具体的には、かかとのすり減りや、明らかな汚れ、スエード素材の色あせなどが考えられます。
これらの状態はブーツの見た目を損なうだけでなく、再販時に商品の価値を低下させる可能性もあります。
買取業者は問題を解決するためにメンテナンスや修理を行い、それにより発生するコストを負担しなければならないのです。
また、レザーやスエードなどの革製品は経年劣化します。
そのため長い間売れ残ると、商品の経年劣化が進み、その解消のためにはやはりメンテナンスというコストがかかります。
このようなメンテナンスコストを最大限、私たちが補う方法はいくつかあります。
- ブーツのシーズンに合わせて売却
- 査定前に軽いメンテナンス
- 古くなる前に売却
シャネルのブーツはシーズンに合わせて最新のモデルが登場します。
当然最新モデルは高く売ることができますが、たいていは何年か自宅保管してから売却することでしょう。
そのため、最新モデルやトレンドはなかなか調整ができませんが、使用するシーズンに適したブーツを買取に出すことができます。
例えば、真夏に冬用コートを買うことはないですよね。
同様に、真夏に冬用のロングブーツは売れにくいです。
夏には夏用の、冬には冬用のブーツが売れやすいため、シーズンに合ったブーツを買い取りしてもらうことがポイントです。
売れ残ることでメンテナンスコストが発生する事からも、再販時に需要があるものは高く売れやすいと考えられます。
また、買取に出す前にメンテナンスを実施することで、業者に発生するコストを抑え買取価格を高める可能性があります。
買取業者の信頼を守る
買取業者の信頼は、以下のようなときに落ちることが考えられます。
- 偽物を売ってしまった
- 劣化が激しい物を売ってしまった
買取業者から商品を購入する誰かが、上に挙げた例やそれに近い事象に当てはまると、買取業者の評判や信頼は落ちてしまいます。
当然シャネルの偽物を売ることは犯罪なので、故意的に偽物を売却することはないでしょう。
しかし、「偽物だったらどうしよう」このように思われることを避けられなければ売れにくくなります。
そのため、シャネルのブーツの購入時の付属品、箱、保証書などはセットで買い取りに出すことがおすすめです。
絶対本物と証明できるわけではないかもしれませんが、購入時の付属品、箱、保証書などがあれば、偽物である疑惑を大幅に減らすことができます。
また、劣化が激しいものを販売することは店の信用に直結します。
例えばカビや湿気で傷んだブーツなど、店頭に置いてあるだけでも購入意欲が落ちてしまうことでしょう。
そのため、定期的なお手入れをすることで、ブーツの劣化を防いでおくことが肝心です。
シャネルブーツを高く売るならフリマがおすすめ
シャネルブーツを少しでも高く売りたいという方にとって、買取業者の利用は不向きかもしれません。
なぜなら、買取業者はシャネルブーツの再販で利益を確保しなければならず、それにより買取価格が制約されるからです。
さらに、売れるかどうかも分からない商品であれば、利益が出ないリスクも存在します。
それに対して、フリマはシンプルであり、価格に関わる抑制は販売手数料と送料のみです。
例えば、2023年現在メルカリでは販売手数料は販売価格の10%で、サイズや配送方法によって変わる送料が発生します。
販売価格は市場に合わせて自分で設定でき、フリマサイトでの競争相手は同様の商品を出品している他のユーザーだけです。
フリマでは、販売手数料や送料といった費用以外に制約が少ないため、適切な価格設定により高額での販売が可能になると言えます。
しかし、フリマサイトでの出品には手間がかかる面も存在します。
商品の状態を丁寧に伝えるための画像や説明文の準備が必要で、また値下げ交渉など消費者側からのコンタクトへの対応も求められます。
このような手間をかけることで、買取よりも高く売ることが可能になるのです。
つまり、一見手間がかかるフリマでも、その努力が報われる場合が多いといえるでしょう。
シャネルブーツを買い取り業者に任せるのは損かもしれない!?:まとめ
シャネルブーツを最高の価格で売る方法について解説してきました。
ブーツの価値が時間とともに下がること、そして実際の買取金額の相場を押さえることが重要です。
さらに、売却方法についても多くの選択肢があります。
買取店の利用、オークションに出品、またはフリマアプリの利用など、あなたの状況に最適な方法を選べます。
買取店では、出張査定サービス、宅配買取サービス、オンライン買取といった査定方法があり、自分の都合に合わせて選ぶことが可能です。
そして、買取業者に余計なコストをかけず、信頼関係を保つということが査定を有利に進めるための工夫となります。
高く売りたいのなら、私のおすすめはフリマアプリの利用をすることです。
価格設定が自由で、直接消費者とのやり取りが可能なためです。
しかし、時間や手間を掛けずに売りたいという方は、買取店の利用がおすすめです。
ここはあなたの時間や労力、ブーツへの思い入れによっても答えが変わるかもしれませんね。
いずれにしても、大切なシャネルのブーツを後悔の気持ちで手放すことだけは避けましょう。
価格と手間を天秤にかけて、あなたにとってのベストを見つけましょう。