メルセデス・ベンツ ゲレンデヴァーゲンは車好きにとってはあこがれのモデルであり、ステイタスを表わせる特別な存在の車ですよね。
筆者自身、社会人10年目の節目にゲレンデヴァーゲンに乗るという目標を立て、去年ついに憧れのゲレンデヴァーゲンG63を購入。
もともとゲレンデヴァーゲンについて色々調べてはいましたが実際乗りこなしてみると、その魅力を感じることが多く、今でもゲレンデヴァーゲンのファンであり、最新情報に目を光らせています。
40年という長い歴史をもつメルセデス ベンツ ゲレンデヴァーゲンですが、今年はゲレンデヴァーゲンにV8エンジンが搭載されて30年という節目。
そんな記念の年に限定車が販売されます。
この記事では
- ゲレンデヴァーゲンの歴史
- ゲレンデヴァーゲン限定車「G500 ファイナルエディション」「メルセデスAMG G63 グランドエディション」の魅力
について説明していきます。
ゲレンデヴァーゲンファンはもちろん、ゲレンデヴァーゲンに憧れている人もぜひチェックしてみてくださいね。
目次
ゲレンデヴァーゲン歴史
そんなことを耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
でも実は違うんです。
4輪駆動乗用車として生産が開始され、その中で軍事関係者が興味を示した。という経緯があり、各国がゲレンデヴァーゲンを発注したため、このような由来となっているんです。
ゲレンデヴァーゲン=Gクラス
今やGクラスと呼ばれることも多いですが、実は「ゲレンデヴァーゲン Geländewagen」の頭文字「G」をとったもの。
軍用車としてNATOが正式採用する際に与えた名称が「ゲレンデヴァーゲン Geländewagen」でした。
「ゲレンデヴァーゲン」は、ドイツ語で「オフローダー」という意味。まさにピッタリなネーミングですよね。
ゲレンデヴァーゲン初代モデル
1979年にW460と呼ばれるモデルが発売開始。
日本に正規輸入されたのは1982年、300GDからの発売開始となりました。
W461とW462は軍用車であったため、乗用車としては1990年より「W463」が発売開始。
このモデルはまさに1990年から2018年の約40年近いロングランモデルとなり、現代のGクラスにも引き継がれています。
W463の型式は2018年以降のモデルチェンジでもこの型式が受け継がれ、まさにゲレンデヴァーゲンの型となる伝統的なモデルとなっています。
W463モデルの歴史
1990年から2018年までの実に28年間のロングランを続けたモデル「W463」。
1990年の発売以来、V6モデルしかなかったW463モデルですが、1992年のマイナーチェンジとともに、V8モデル「500GE」が限定発売されました。
ゲレンデヴァーゲンファンのみなさんなら、このモデルチェンジに注目してた方も多いのではないでしょうか。
そしてゲレンデヴァーゲンの代表格であったW463に引き続き、500GEは爆発的ヒットとなった訳です。
そんなW463型をベースに走行性能や装備を贅沢に誂えた最上級仕様「メルセデス ベンツ 500 GE V8」の生産数はわずか446台。
現在でも最もレアなゲレンデヴァーゲンとして、非常に高い人気を集めているんですよ。
V8エンジン搭載30周年記念 限定車
引用出典: Mercedes Benz.fr Home page
さて、そんな自家用高級オフロードモデルの先駆けとして、トレンドを切り開くことになった「500 GE V8」。
現在のゲレンデヴァーゲンは、ベースモデルからAMG仕様に至るまで、パワフルなエンジンを搭載することが定着していますよね。
500 GE V8によってゲレンデヴァーゲンは高級オフローダーとしての地位を確立したと言っても過言ではないと思っています。
そんなゲレンデヴァーゲンの深い歴史を語るV8 エンジン搭載から30年。
その記念として限定販売されている「G500 ファイナルエディション」の日本市場への導入が未定なのは残念ですが、目が離せない限定モデルですよね。
V8エンジンとは
主に大型乗用車に使われているエンジン。
通称「V型8気筒エンジン」とも呼ばれています。
直列4シリンダー2組がV字の様に配置されていることがV8エンジンという名称で呼ばれている理由です。
G500 ファイナルエディション
メルセデスベンツは1993年、ゲレンデヴァーゲンに初めて8気筒エンジンを搭載。
「500 GE V8」の誕生30周年を祝う意味も、G 500ファイナルエディションには込められているんです。
この“ファイナル・エディション”は1500台が限定生産されています。
「G500 ファイナルエディション」スペック
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- 排気量3982ccのV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載
- 最大出力 421hp
- 5ツインスポークデザインの20インチAMGアルミホイール装備
- スペアタイヤカバーなどに「FINAL EDITION」の文字
- インテリアは、ボディカラーに合わせて、新しいMANUFAKTURフルレザーパッケージを専用装備
- MANUFAKTURロゴパッケージ
- オフロード走行向けの「Gモード」
ボディカラーは
- メタリック塗装のオブシディアンブラック
- MANUFAKTUR塗装のオパリスホワイトマグノ
- MANUFAKTUR塗装のオリーブマグノ
の3色。
それぞれ500台設定、合計1500台限定生産となります。
これぞゲレンデヴァーゲンと人目でわかる角々したスクエアデザインを継承した現行型で、歴史あるデザインが継承されているところに、筆者自身も魅力を感じました。
一方で、インテリアのデザインは従来に比べ大幅にモダン化。
2つの大型12.3インチディスプレイモニターが並ぶダッシュボードは、革新的です。
伝統の悪路走破性は健在
選択したドライブモードに応じて「コンフォート」「スポーツ」「オフロード」の3種類のステアリング特性を切り替えることができます。
オンロードでは快適かつスポーティな操舵感が確保される一方、未舗装の不整路では直接的で正確なフィードバックが得られるのが何よりも魅力です。
いずれの場合も、充分なパワーアシストが行われるのも注目すべきところ。
価格は19万6350ユーロ(約3100万円)から。
次は、ファイナルエディションとほぼ同時期に発売れたAMG ラインの限定車「メルセデスAMG G63 グランドエディション」について紹介します。
メルセデスAMG G63 グランドエディション
引用出典:Mercedes benz.fr Home page
メルセデスベンツはゲレンデヴァーゲンの高性能版、メルセデスAMG『G63』(Mercedes-AMG G 63)に、「グランドエディション」を世界限定1000台設定すると発表しました。
こちらも残念ながら日本市場への導入は未定。
1979年の初代Gモデルからの系譜の中でもアイコン的存在となっているAMG G63をベースに、 ゲレンデヴァーゲンのサクセススストーリーを象徴するモデルとして設定されています。
G63を愛用している筆者にとって、ファイナルエディション以上に気になる限定車です。
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メルセデスAMG G63 グランドエディションスペック
- 最大出力585hpのV8ツインターボ搭載
- 内外装にゴールドのアクセント
- シートはMANUFAKTURのブラックナッパレザー+ゴールドのステッチ
- オフロード走行専用モードの「Gモード」
- 22インチAMG鍛造ホイール
- MANUFAKTUR ナイト ブラック マグノのボディカラー
価格は22万8896.40ユーロ(約3600万円)から。
詳しくみていきましょう。
内外装にゴールドのアクセント
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内装、外装ともにゴールドがアクセントになるこのモデルはまさに「栄光のGクラス」を象徴するものですよね。
筆者自身、このデザインに一目惚れ。1度はお目にかかりたいモデルです。
◆外装
グランドエディションでは初めて、AMGのロゴとメルセデスベンツの星がカラハリゴールドマグノで仕上げられています。
ボンネットには、同じくカラハリゴールドマグノ仕上げのAMGエンブレムを配置。
前後バンパーのインレイ、フロントの光学式アンダーライドプロテクション、スペアタイヤカバーのインレイのメルセデススターも、このカラーで仕上げられています。
テックゴールドのクロススポークデザインの22インチAMG鍛造ホイールが装着された足元にも注目してほしい。
◆内装
外装のかっこよさに、磨きをかける内装の品の良さ。このバランスがゲレンデヴァーゲン限定車らしい品格の高さを感じます。
- ブラックとゴールドのコントラストが特徴。
- ブラックのドアシルトリムには、AMG のエンブレム。
- Gマヌファクトゥーアのブラックナッパレザーで仕上げられたシートにはゴールドのステッチ。
- 助手席側のグラブハンドルには、「Grand Edition」の文字。
オフロード走行専用モードの「Gモード」
このモードでは、ダンパーやステアリング、アクセルがオフロード向けのセッティングとなっていて、ゲレンデヴァーゲンの優れた悪路走破性をさらに引き上げています。
ゲレンデヴァーゲンから目が離せない!歴史に紐付く限定車の魅力︰まとめ
ますますゲレンデヴァーゲンから目が離せませんね。
ゲレンデヴァーゲンの歴史に紐付き発売される限定車。
今回ご紹介した2つのモデルは日本でなかなかお目にかかれないかもしれませんが、これら以外にもゲレンデヴァーゲンの限定車は、それぞれの魅力を秘めています。
歴史が詰まった限定車を乗りこなしてみたいですね。
参考