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高級時計ロレックスは経費で落とせるのか?経費について徹底解説!

ロレックスといった高級時計を経費で落とすことは可能ですか?

このような疑問にお答えします。

ロレックスに憧れる方は多いですよね。

いざ、購入しようと思ったときに

  • ロレックスは経費で落とせるんだっけ?
  • 経費で落とせるものをよくわかっていない

と考える方もいるでしょう。

以前、友人の税理士に「経費」について聞いたことがあります。

丁寧にわかりやすく説明してくれたのです。

友人の説明を受けてからは、自分でも調べて学習するようになりました。

「ロレックスが経費で落とせるかどうか。」

この記事は、そんな悩みを解決できる記事となっています。

なぜなら、「ロレックスが経費になるかどうか」をきちんと説明するからです。

この記事を読めば

  • 経費とは
  • 経費で落とせるのは?
  • ロレックスは経費で落とせる?

について知ることができます。

記事を読んだあなたは

ロレックスが経費で落とせるかどうか」を知ることができます。

そして、ロレックスを購入するときの参考にしてみてください。

ではさっそく見ていきましょう。

 

経費とは

「経費」とはそもそもなんでしょうか?

私自身「経費」について、昔はよくわかっていませんでした。

「なんか難しそう」と思って学ぶ意欲を持てないでいたのです。

友人の説明を受けたり、コツコツと学習したりして、今ではある程度解説できるようになりましたよ。

「経費」とは、事業において業務上にかかった費用のことです。

事業を行なっていると、家賃や事務用品、広告代など、お金が何かとかかってしまいます。

事業を行う上で「経費」を理解することはとても大切なことなんですよ。

つまり、「経費」とは「事業で必要になって使用したお金のこと」なんですね。

「経費で落とす」ということ

会社員でも個人事業主でも「経費で落とす」という言葉を聞いたことがあるかと思います。

「経費で落とす」ことは事業主にとって重要なことなんです。

なぜなら、事業でかかる税金は、「事業所得」で計算をするからです。

この「事業所得」は、収益(売上)から経費を引いた金額になります。

利益(事業所得)=収益(売上)−経費

つまり、経費として落とせれば、その分、事業所得が減って、支払う税金を抑えることができるんです。

経費で落とすことのメリットは、「節税になる」ということなんだね。

デメリットとしては、「書類の管理をきちんとする必要があること」が挙げられます。

さらに、会計上利益が減少するので、金融機関からの借り入れを利用している場合は、注意が必要です。

税務調査官が見るのは、経費にならないものを「経費」としていないかどうかなんです。

仕事に関係ない費用は経費として認められません。

なんでもかんでも「経費」にしようとするのはやめましょうね。

20代の頃は「なんでも経費で落とせる」と思い込んでいました。

知識がないとは恐ろしいですね。

 

経費で落とせるのは?

何が経費で落とせるのか知りたいです。

「経費」について説明しましたが、具体的にはどういったものが経費で落とせるのか見ていきましょう。

経費になるものは、「事業において必要かどうか」でしたね。

色々とありますので、一部をご紹介いたします。

たくさんありすぎて昔は把握できていませんでした。

経費になるもの一覧

【売上原価】
販売した商品を仕入れたときの代金や製造原価

【賃借料】
家賃や事務機器のリース代など

【水道光熱費】
ガス代、電気代、水道代

【旅費交通費】
業務上必要な

  • 交通費(電車やタクシー代、飛行機代など)
  • ガソリン代
  • 有料道路代
  • 駐車料金
  • 出張旅費

【事務用品費】
文房具、電池、トナー、コンピュータソフト、コピー用紙などの費用

【消耗品費】

  • 帳簿、名刺、トイレットペーパー、清掃用品などの消耗品
  • 使用可能期間が1年未満か取得価額が10万円未満の「日常使用する器具や家具類」の購入費

【交際費】

  • 接待飲食費
  • 中元・歳暮
  • 社外の会議やミーティングで使用した会議室の代金や飲食代
  • 取引先の冠婚葬祭にかかる費用

【広告宣伝費】

  • 新聞や雑誌の広告掲載料
  • パンフレットや看板代
  • カタログ・試供品・チラシなどの費用
  • メディアに広告を出すための費用

【新聞図書費】
事業に必要とする「専門知識や業界知識」を得るために必要な書籍、新聞、雑誌などの費用

【修繕費】
経営に必要とする建物や機械を修理・改修するための費用

【通信費】
業務上使用する電話料金やインターネット使用料、切手代など

【雑費】

  • 事業において支払った経費に適切な勘定科目が当てはまらない場合
  • 少額で重要性が乏しい費用の場合

に用いる勘定科目のこと

消耗品と雑費の違い

消耗品 雑費
  • 頻繁に利用するor発生する
  • 金額は10万円未満
  • 一時的に発生する
  • 金額は少額

(※あくまで参考程度)

「経費になるもの」って、けっこうありますよね。

「覚えるの大変そう」と思うかもしれませんが、繰り返し目にしていると、自然と頭に残っていきますよ。

私も何度も触れるうちに記憶していきました。

経費にできないもの

「事業に関係がなく、個人的な支払いのお金」は経費にすることができません

それは、事業に必要とは言えないからなんです。

具体的には

  • 住民税
  • 社会保険料
  • 私的に購入したもの

などが、経費にすることはできません。

「一つ一つを覚えなくても、個人的な支払いはダメって認識しておけば大丈夫だよ」と友人に教わりました。

今では「確かにその通りだな」と感じています。

ロレックスは経費で落とせる?

ロレックスって経費で落とせるの?

ロレックスなどの高級時計を購入するときに、「高額なものなので経費で落としたいな」と考えますよね。

結論から先に申し上げますと、ロレックスを経費で落とすことはできません

なぜかというと、ロレックスといった高級時計が、事業に関係する支出といえないからなんです。

「経費とは」でも解説しましたが、経費となるものは事業において

  • 「事業に関係するもの」
  • 「売り上げを獲得するために必要な支出」

となります。

ですが、高級時計が必ずしも「必要か」と言われれば、そうではありませんよね。

なので、ロレックスといった高級時計は経費で落とすことはできないんです。

私の友人がロレックスを購入したときに、「ロレックスって経費にならないの?」と質問してくれました。

上記と同じように解説してあげると、残念そうでしが、納得した表情をしていました。
さらに、「経費にはならないけど、憧れていたロレックスを身につけられているから良しとする」と言っていたんです。

私自身もそう思います。

経費になるかどうかで購入するよりも、自分自身が満足して身につけられるといいなと感じています。

よく質問されること

高級時計のロレックスが経費になる場合はないの?

ロレックスといった高級時計が経費になることはあります。

それは、ビジネスとして高級時計を扱っている場合

高級時計を仕入れて、実店舗やネットで販売している場合は、ビジネスとして購入しているので経費で落とすことができるんです。

売上を獲得するために必要な支出といえますよね。


職業柄、身なりを整えるために高級時計を身につけています。このような場合でも経費として扱えないでしょうか。

身なりを整えるのは大切なことですが、「ロレックスを身につけること」と「売上を出すこと」は、全くの別ものです。

経費として計上するのは厳しいでしょう。

芸能人やホスト、ホステスといった方々も例外ではありません。


仕事の時しか身につけていないんですけど、経費として計上してもいいでしょうか。

やめておいたほうがいいでしょう。

計上したとしても税務調査で否認されてしまいます

担当者に「仕事中だけなんです」と伝えても相手にされません。


法人だと経費で落とせる?

法人であっても経費で落とすことはできません

個人と同じで、業務に関係ないものはやはり経費にはならないのです。


ロレックスを修理に出した場合、修理代は経費になりますか?

修理代も経費になりません

高級時計の修理も事業とは関係ありませんので、経費として落とすのは無理なんです。


高級時計を職場に飾っておけば、美術品として減価償却できますか?

高級時計を美術品としての減価償却はできません。

なぜなら、高級時計は美術品ではないからです。

※美術品とは

書画・彫刻・工芸など、美術の作品。

(出典引用:デジタル大辞泉)

美術品は100万円未満であれば減価償却が可能です。

しかし、100万円未満の高級腕時計であっても、美術品と認められることはありません。

 

ちなみに減価償却とは

減価償却
時の経過や使用によって生じる固定資産の減少分を見積もり、決算期ごとに商品の販売額の中から回収していく会計上の手続き

(出典引用:明鏡国語辞典)

例えば、車やパソコンを購入したときに、その代金を購入した年にまとめて経費として計上するのではなく、分割して計上するというもの。

90万円のものを購入したとすると、今年は30万円、翌年に30万円、翌々年に30万円と、分割して経費にします。

これが減価償却なんです。

また、減価償却は「できる資産」と「できない資産」があります。

減価償却できる資産は

  • 業務で使用している資産
  • 時間が経過するにつれて資産価値が下がるもの
  • 使用可能期間が1年以上で取得価格が10万円以上の固定資産

例えば

  • 建物
  • パソコンやプリンターなどの機械
  • 設備
  • 備品
  • 車両
  • 商標権
  • 特許権
  • 牛や馬などの家畜
  • 果物の樹木

があります。

減価償却できないものは

  • 価値が減少しない資産(例:骨董品、土地、美術など)
  • 棚卸し資産

などです。

私は経費の勉強をするまでは、「減価償却」という言葉を聞いたこともありませんでした。

「購入したものは、まとめて経費とするもの」とばかり思っていました。

 

高級時計ロレックスは経費で落とせるのか?経費について徹底解説!:まとめ

経費とは

経費で落とせるのは?

ロレックスは経費で落とせる?

についてお伝えしました。

ビジネスとしてロレックスを扱っている場合を除き、ロレックスを経費で落とすことはできません

ロレックスが経費で落とせるかどうかがわかった!

高級時計「ロレックス」を購入するときに、「経費で落とせるかどうか」を頭に入れておいてくださいね。

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